急性化膿性甲状腺炎

  • 下咽頭梨状窩の先天性瘻孔(梨状窩瘻)から感染をしたもの。なので確定診断には下咽頭造影で、瘻孔を確認する。
  • 梨状窩から甲状腺への瘻孔により甲状腺炎を生じ、腫瘤を形成する。甲状腺周囲に炎症波及。
  • 新生児期から成人まで発症。
  • 瘻孔:第3、4咽頭嚢、左側に多い(9割)。

急性化膿性甲状腺炎の画像診断

  • 食道透視により、梨状窩からの瘻孔を確認
  • CTで、甲状腺左葉上極周囲、境界不明瞭、不均一な腫瘤
症例 20歳代女性

梨状窩瘻のCT画像

甲状腺左葉は腫大し、不均一な低吸収域を認めています。

また、頭尾方向に瘻孔を疑うLDAを認めています。

梨状窩瘻の下咽頭食道透視

左梨状窩から尾側に向けて線状の造影剤の漏出を認めています。

下咽頭梨状窩瘻を疑う所見です。


症例 学童期の女児。左頸部の圧痛と腫脹。

Pyriform Sinus Fistulae2013年放射線科診断専門医試験問題41より引用。

左梨状窩瘻あり。甲状腺左葉へ連続し、膿瘍形成あり。

急性化膿性甲状腺炎(下咽頭梨状窩瘻)を疑う所見です。

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