鰓裂嚢胞(Branchial cleft cyst)

第1鰓裂嚢胞〜第4鰓裂嚢胞がある。

頻度が高いのが第2鰓裂嚢胞、次いで第1鰓裂嚢胞。

第3、4鰓裂嚢胞は極めてまれ。

第1鰓裂嚢胞

  • 耳下腺表層、内部、深部。外耳道や下顎角部の瘻孔。

第2鰓裂嚢胞

  • 側頸嚢胞とも呼ばれる。
  • 扁桃から舌骨レベル、側頚部上方に多い。
  • Baileyの分類 Ⅰ型:胸鎖乳突筋前縁、Ⅱ型(最多):胸鎖乳突筋前縁で頸動脈鞘側方で顎下線後方、Ⅲ型:内外頸動脈の間から内側に進展、Ⅳ型:咽頭粘膜間隙内。
  • 第2鰓裂瘻孔は扁桃窩から鎖骨直上の胸鎖乳突筋前縁まで。
症例 20歳代女性

左頸部にやや壁の厚い嚢胞性病変を認めています。

手術が施行され、第2鰓裂嚢胞と診断されました。

第3鰓裂嚢胞(まれ)

  • 頸動脈鞘の後方。左に多い。第2と比べて後にできる。
  • 嚢胞性リンパ管腫と鑑別が必要。
  • 第3鰓裂瘻孔は梨状窩から下顎角レベルの頸動脈鞘後方から鎖骨直上の胸鎖乳突筋前縁まで。

第4鰓裂嚢胞(極めてまれ)

  • 瘻孔は経路が長く完全な瘻孔の報告なし。
  • 梨状窩瘻孔は繰り返す甲状腺膿瘍や頚部下部膿瘍の原因になる。左に多い。

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