sellar spine
- 鞍背正中よりトルコ鞍内に骨棘が突出する偶発的に発見される正常変異。
- 脊索の残骸の石灰化に由来すると考えられている。
- 頻度は5000〜8000例に1例程度。
- 通常無症状だが、内分泌疾患に関連する症例の報告もある。
- 骨棘の長さは4mm程度とされる。
- 考慮すべき鑑別として下垂体結石などのトルコ鞍の石灰化病変がある。
- CT骨条件での詳細な評価が重要。
症例 30歳代女性
鞍背正中よりトルコ鞍内に突出する骨棘があり、sellar spineと考えられます。
参考and引用文献:
- 画像診断 Vol.41 No.11 増刊号2021 P49
- radiopedia