上腸間膜動脈症候群(SMA症候群)

  • 十二指腸水平脚が上腸間膜動脈(SMA)を含む腸間膜根部と大動脈や脊椎の間に挟まれて、通過障害を来す疾患。
  • 大動脈とSMAの成す角度が鋭角で大動脈とSMAの距離が短いという解剖学的特徴に加えて、急激な体重減少による腸間膜脂肪の減少、急速な身長増加、慢性疾患による長期臥床などが誘因になることが多い。
  • 症状は上腹部不快感、食思不振、嘔吐など。
  • 10〜20歳代の若年者に多い。
  • 神経性食思不振症や痩身の女性に多い。
  • 1回の食事量を減らし, 1日の食事回数を増やす、食後に左側臥位になるなどの方法である程度SMA症候群を防止できるが、再発を繰り返す症例も多く、バイパス術が施行されることがある。
  • SMA症候群の診断にCT angiography MPR 矢状断像を用いた大動脈-SMA角度の測定が有用であるという報告もある 。

参考文献:

  • 画像診断 Vol.41 No.6 2021 P603
  • イラスト解剖学 第10版 P417

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