脛骨遠位骨端線損傷1)3)

  • 10ー12歳の学童に多い(14-15歳で骨端線が閉じるため)。
  • 足部を捻って着地することで生じ、荷重困難となり受診する。
  • 体表状から骨端線損傷部を触知できることも多い。
  • 単純X線で骨端線損傷を触知できなくても、圧痛が骨端線に一致し存在する場合には、骨端線損傷があるものとして対処した方が良い(Salter-Harris分類Ⅰ型)。
  • 脛骨遠位端の骨端線骨折のうち、Salter-Harris分類のⅢ型に相当するものをTillaux骨折(チロー骨折)、Ⅳ型に相当するものをtriplane骨折という。
  • 脛骨遠位端骨折はⅠ/Ⅱ型が50%、Ⅲ型が25%、Ⅳ型が10%の頻度。

Tillaux骨折(チロー骨折)1)2)

  • 脛骨遠位端の骨端線骨折のうち、Salter-Harris分類のⅢ型に相当するもの
  • 小児足関節の関節内外傷の5-10%を占め、決して稀ではない。
  • このタイプで重要なことは、関節内に骨折が及ぶことであり、骨の離開が2mm以上あるときは原則手術が必要。
  • 適切な対応をしないと、関節内骨折であるため、将来的に関節炎や荷重時の痛み、発達障害を来す。
  • そのため小児の足関節捻挫では特に脛骨の骨端線損傷も念頭に置きながら読影する必要がある。

参考文献:

  1. 骨折ハンター P299-301
  2. レジデントノート Vol.21 No.17(増刊)2020 P195-196
  3. 臨整外 56巻5号 2021年5月 P632

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