回盲弁(バウヒン弁)の脂肪増生
- 回盲弁に全周性の粘膜下脂肪増生が生じる場合がある(lipomatosis of ileocecal valve)。
 - 中高年の女性に多い。
 - 肥満との関連が疑われている。
 - 一般的には背景疾患はなく、無症状の患者に見つかることが大半で、病的意義は低いとされる。
 
症例 50歳代女性

回盲弁にそって脂肪増生を認めています。
病的意義はありません。
症例 60歳代 男性

回盲弁にそって脂肪増生を認めています。

冠状断像においても同様です。
病的意義はありません。
動画で見てみる。

関連記事:腹部CT読影で重要な脂肪ウインドウ(fat window)とは?
参考:画像診断 Vol.41 No.4 増刊号 2021 P131
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