急性喉頭蓋炎とは?
- ほとんどがインフルエンザ桿菌感染が原因。
- 高熱、嚥下困難、咽頭痛を伴って比較的急激に発症する。扁桃腫大の所見は乏しいか、ない。
- 好発年齢は3-6歳だが、成人発症もある。
- 患児は横になれず坐位あるいは立位を余儀なくされ、頭を前に突き出して舌を突出し目を大きく見開いたパニック顔貌を呈する。これらはすべて急速に進行する気道閉塞を示す所見である。
- 特徴的な「くぐもった声」は、かなり症状が進まないと出てこない。
- 内視鏡で非侵襲的に診断するとともに、気管挿管による気道確保を早急に行う。
- 窒息直前まで、SpO2は正常であることがほとんど。
急性喉頭蓋炎の画像所見
- 画像診断は頸部単純X線写真側面像で行う。腫大した喉頭蓋の形が親指の形に似ることからthumb signと呼ばれる。
- CTでも矢状断像で同様の所見が見られる。
参考文献:
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