気腫性胆嚢炎(emphysematous cholecystitis)1)とは?

  • 胆嚢炎の特殊型。
  • ガス産性菌(Clostridium属、Escherichia coli)の二次性感染による急性壊死性胆嚢炎。
  • 胆管内に嵌頓した胆石が局所の胆嚢壁浮腫を生じ、胆嚢の血流障害を来たす。
    →胆嚢壁の虚血性変化に二次的にガス産生菌が感染して胆嚢壁が壊死に陥ると考えられている。
  • 急性胆嚢炎の1%に見られる。
  • 高率に胆嚢壊死、穿孔を生じるため早期手術の適応。
  • 60歳以上の高齢男性に多い。
  • 糖尿病、心血管病変に併発する頻度が高い。
  • 通常の急性胆嚢炎に比べて無石性症例が高い。

気腫性胆嚢炎のCT画像所見は?

通常の胆嚢炎所見に加えて、CTで胆嚢壁および胆嚢内に存在するガス像が特徴的です。

症例 80歳台女性

胆嚢症に早期濃染を認めています。急性胆嚢炎を示唆する所見です。
また、胆嚢は腫大、胆嚢壁の肥厚、胆嚢壁内にairを認めています。

気腫性胆嚢炎を疑う所見です。

胆嚢頚部には結石を認めており、結石の嵌頓が疑われます。

気腫性胆嚢炎と診断され、緊急手術となりました。

参考文献:
1)画像診断 Vol.24 No.5 2004 P606

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