眼窩下神経(infraorbital nerve)
- 三叉神経の第2枝(上顎神経)の一つ。
- 三叉神経は3つの分枝を形成し、その全てが知覚機能を持つため、分布するどの部位がおかされても疼痛、熱感、掻痒などが起こる。
- 三叉神経第2枝(上顎神経)は、正円孔を通って頭蓋骨を出て、翼口蓋窩で、頬骨神経、眼窩下神経、上歯槽神経に分岐する。
- 眼窩下神経は眼窩下溝、眼窩下管(infraorbital canal)を通って眼窩下孔を貫き、顔面の皮膚に分布する。
- 下眼瞼、上唇、上顎の口腔前庭と眼窩下孔の一部を支配する。
眼窩下神経のCT画像での走行路
引用:radiopedia
眼窩下溝、眼窩下管(infraorbital canal)を通って眼窩下孔を貫き、顔面の皮膚に分布する。
症例 40歳代女性 右頬骨骨折術後
右の眼窩下管内にプレートの突出あり、それにより眼窩下神経を圧迫していると考えられる。