コロイド嚢胞(colloid cyst)とは?

  • 全脳腫瘍の1%弱。脳室内腫瘍だと10-20%弱。
  • 第3脳室前部/Monro孔の良性腫瘤。
  • 内胚葉に由来する胎生期遺残嚢胞とされている。
  • 多くは無症状だが、頭痛、嘔吐、記憶障害などの症状が起こることがある。
  • 20-50歳が中心で、小児には稀。
  • 急性水頭症、突然死(Monro孔の急性閉塞による)の原因となる事がある。
  • 嚢胞内部に出血が見られることあり。内部はゼリー状で粘稠度はさまざま。
  • 自然にサイズが縮小するものがある。
  • 治療は外科的切除が最多。

コロイド嚢胞の画像診断

  • CTでは内部高吸収値。ただし内容物によって吸収値は変化する。
  • MRIではT1WIで内部高信号T2WIで低信号。Gdによる造影で辺縁が造影されることがある。
  • 境界明瞭で、大きさは3-40mm。
症例 70 歳代の女性。頭痛を主訴に来院した。頭部 CT にて異常が指摘され精査。

coroid cyst

画像は2011年放射線科診断専門医7番より引用。

第3脳室に著明に造影される腫瘤あり。水頭症あり。

コロイド嚢胞を疑う所見です。

ご案内

腹部画像診断を学べる無料コンテンツ

4日に1日朝6時に症例が配信され、画像を実際にスクロールして読影していただく講座です。現状無料公開しています。3000名以上の医師、医学生、放射線技師、看護師などが参加中。

画像診断LINE公式アカウント

画像診断cafeのLINE公式アカウントで新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。 登録していただくと特典として、脳の血管支配域のミニ講座の無料でご参加いただけます。

関連記事はこちら