Modified Duke’s criteriaとは?
・大項目2つ、小項目5つからなる。一部改変、省略。
大基準
- 血液培養が持続的に陽性(感染性心内膜炎の起炎菌として知られている細菌の検出)
- 心臓の弁が侵蝕されている所見がある(心エコー検査にて弁破壊所見陽性、新たな心雑音の出現)
小基準
- 感染性心内膜炎を起こしやすい基礎心疾患 (僧帽弁逸脱、大動脈二尖弁、リウマチ性あるいは先天心疾患)
- 発熱
- 血管現象(主要血管塞栓、敗血症性肺塞栓、細菌性動脈瘤、頭蓋内出血、Janeway病変)
- 免疫学的現象(リウマチ因子など)
- 易感染状態(免疫抑制状態、静脈ライン留置、ショック状態遷延、麻薬常用者など)
診断は、
①大基準2つ、
②大基準1つ+小基準3つ、
③小基準5つ
でなされる。感度100%、特異度は92%。
Modified Duke’s criteriaの問題点は?
・大基準→入院が必要、あるいは、結果がすぐに得られないという点。
・小基準→非特異的所見であったり、軽微な変化は見落としやすい。
参考&引用改変)臨床放射線53:761-768、2008 心内膜炎、感染性塞栓症における頭蓋内病変とその臨床意義 亀田総合病院 東麻子先生
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