Paget病(Paget’s disease)
・乳頭・乳輪の表皮内進展を特徴とする癌
・径乳管的に乳頭表皮内に進展した腺癌細胞が孤立性あるいは集簇をなして表皮内を進展。
・間質浸潤はないかあっても軽度。
・進行は遅く、予後良好
・Pagetoid癌 ・乳腺内の浸潤癌が乳頭まで進展し、乳頭にびらんを来し たもので、病巣の管外浸潤は著しい ・リンパ節転移が多く、予後不良。
・乳房内の乳管内病変や浸潤癌の有無を確認することが重要(90%以上に合併)
画像所見
▶マンモグラフィ
・半数は正常
・乳頭乳輪部の皮膚肥厚、乳頭陥凹
・乳輪下の石灰化あるいは腫瘤
▶超音波
・乳頭乳輪部の腫瘤、石灰化、乳管拡張
▶MRI
・乳頭の異常濃染
・乳頭乳輪部の皮膚肥厚と濃染
・合併する乳房内のDCISや浸潤癌の検出に有用
・Distant, multifocal (41%), or multicentric (34%) lesions