Sjögren症候群(シェーグレン症候群)の気道・肺病変
気道病変
- 気管支壁肥厚、気管支拡張
- 濾胞性細気管支炎
リンパ増殖性疾患
- リンパ球性間質性肺炎(LIP)
- diffuse lymphoid hyperplasia(DLH)
- 肺原発悪性リンパ腫の合併
DLH(以前のLIP)
- 小葉中心性分岐状影
- 気管支血管束の肥厚
- 小葉間隔壁の肥厚
- 嚢胞
- すりガラス影
- 胸膜下結節
症例 70歳代男性 シェーグレン症候群
両側下肺野を中心にびまん性の嚢胞あり。シェーグレン症候群に伴うLIPを疑う所見。
間質性肺炎
- 非特異性間質性肺炎(NSIP) が最多
- Sjögren症候群に合併する肺・胸膜疾患は約1割-通常は間質性肺炎 、大部分は無症状。
- Sjögren症候群に合併する肺嚢胞はチェックバルブ機構やサイトカインによる肺組織の破壊などが言われている。