低髄液圧症候群spontaneous intracranial hypotension syndrome/CSF hypovolemia syndrome
■疫学 |
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■定義概念 |
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■原因 |
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■検査 | MRI、髄液漏出の診断はMRI(MR myelography)、CT myelography、RI cisternography(111-I DTPA) |
■治療 | 治療は保存的、安静や、硬膜外腔への自己血注入(blood patch)。 |
画像所見
画像診断 | |
CT |
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MRI |
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※硬膜下血腫や水腫を合併することもある。外傷歴のない硬膜下血腫や水腫は低髄圧症候群を鑑別に挙げる。 |
動画で学ぶ低髄圧症候群(30歳代女性 頭痛)
▶キー画像
両側硬膜の肥厚もしくは硬膜下血腫を疑う所見を認めています。
造影T1WIで両側の硬膜は肥厚を認め、造影効果を認めています。
T2WIで両側硬膜の肥厚+硬膜下液貯留を示唆する高信号を認めています。
矢状断像では橋前槽の狭小化、小脳扁桃の下垂、下垂体の腫大を認めています。
脳幹や小脳の周りの本来のくも膜下腔が失われかなり狭くなっている様子が分かります。
C2/3レベルでCSF leakを疑う所見があり、これが原因で上記の現象が起こっている事が説明されます。
参考)Monro-Kellieの法則とは?
▶頭蓋内容積は一定:
・脳組織容量、血管(血液量)、髄液
・Vbrain + Vblood +VCSF = 一定
▶髄液圧減少を髄液以外(血液量)で代償
・末梢の静脈の拡張、硬膜下水腫
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