ガングリオン
- 単房性あるいは多房性の壁の薄い嚢胞で滑膜の裏打ちはない。
- 壁は厚い線維性組織からなり上皮細胞を欠く。
- 内部にはゼリー状あるいは粘液状の内容物を含む。
- 関節包や腱鞘との連続性が見られる場合と見られない場合がある。
- 半数以上は手関節や手指に見られる。
- 膝関節内のガングリオンではほとんどが十字靱帯に接して認められる。
関連記事:滑液包(炎)、滑膜嚢胞、ガングリオンの違い
膝関節内ガングリオンの画像所見
- MRIでT2WIで明瞭な高信号、T1WIで低信号の嚢胞性病変として認められ、分葉状で隔壁を有することが多い。
症例 50歳代女性
後十字靱帯に接して分葉状の隔壁構造を有する嚢胞性病変あり。
ガングリオンを疑う所見です。
参考文献:骨軟部疾患の画像診断 第2版 P114-115
ご案内
腹部画像診断を学べる無料コンテンツ
4日に1日朝6時に症例が配信され、画像を実際にスクロールして読影していただく講座です。現状無料公開しています。90症例以上あり、無料なのに1年以上続く講座です。10,000名以上の医師、医学生、放射線技師、看護師などが参加中。
胸部レントゲンの正常解剖を学べる無料コンテンツ
1日3分全31日でこそっと胸部レントゲンの正常解剖の基礎を学んでいただく参加型無料講座です。全日程で簡単な動画解説付きです。
画像診断LINE公式アカウント
画像診断cafeの
LINE公式アカウントで新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。
登録していただくと特典として、脳の血管支配域のミニ講座の無料でご参加いただけます。