ガングリオン

  • 単房性あるいは多房性の壁の薄い嚢胞で滑膜の裏打ちはない。
  • 壁は厚い線維性組織からなり上皮細胞を欠く。
  • 内部にはゼリー状あるいは粘液状の内容物を含む。
  • 関節包や腱鞘との連続性が見られる場合と見られない場合がある。
  • 半数以上は手関節や手指に見られる。
  • 膝関節内のガングリオンではほとんどが十字靱帯に接して認められる。

関連記事:滑液包(炎)、滑膜嚢胞、ガングリオンの違い

膝関節内ガングリオンの画像所見

  • MRIでT2WIで明瞭な高信号、T1WIで低信号の嚢胞性病変として認められ、分葉状で隔壁を有することが多い。

症例 50歳代女性

後十字靱帯に接して分葉状の隔壁構造を有する嚢胞性病変あり。

ガングリオンを疑う所見です。

参考文献:骨軟部疾患の画像診断 第2版 P114-115

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