renal lobar dysmorphism(腎葉異型)とは?
- 腎皮質と髄質とからなる腎葉が腎実質深部に認める異型。正常変異。
- 単純CTで腎腫瘤状に見える。
- 造影CTで腎皮質+髄質が腎実質深部に認めることを確認することで診断できる。
症例 50歳代男性 スクリーニング
右腎洞に突出する腫瘤性病変あり。ダイナミックにて腎皮質+髄質を腎実質深部に認めており、renal lobar dysmorphism(腎葉異型)。
症例 60歳代男性
上に同様。
単純CTで腎腫瘤様に見える正常変異
- Bertin柱の肥厚(prominent column of Bertin):腎皮質のみの腎洞部への突出。
- 腎葉異型(renal lobar dysmorphism):腎皮質と髄質とかなる腎葉が腎実質深部に認める異型。
- ヒトコブラクダのこぶ様変形(dromedary hump):脾臓による左腎の変形
の3つが重要。