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早期慢性膵炎

▶慢性膵炎の診断項目

  1. 特徴的な画像所見
  2. 特徴的な組織所見
  3. 反復する上腹部痛発作
  4. 血中または尿中膵酵素値の異常
  5. 膵外分泌障害
  6. 1日80g以上(純エタノール換算) の持続する飲酒歴

▶慢性膵炎確診: a , bのいずれかが認められる場合。

  • a、1または2の確診所見
  • b、1または2の準確診所見と, 3,4,5のうち2項目以上

▶慢性膵炎準確診: 1または2の準確診所見が認められる。

以上の慢性膵炎確診、準確診と診断し得ない症例で、3-6のいずれか2項目以上早期慢性膵炎の画像所見が認められる場合を早期慢性膵炎と診断する。

・今後の症例の蓄積による再評価および長期予後追跡で診断的価値および妥当性を検証する必要がある。

早期慢性膵炎の画像所見

  • 以下のa,bのいずれかが認められる。

a. 以下に示すEUS所見7項目のうち(1)-(4)のいずれかを含む2項目以上が認められる。

  • (1)蜂巣状分葉エコー(lobularity , honeycombing type):実質の分葉状変化が3個以上連続するもの。
  • (2)不連続な分葉エコー(nonhoneycombing lobularity):実質の分葉状変化が連続せず散在するもの。
  • (3)点状高エコー(hyperechoic foci:non-shadowing):音響陰影を伴わない点状高エコー、明らかな結石ではなく蛋白栓などによる高エコーや線維化などが含まれると考えられる。
  • (4)索状高エコー(stranding):線状の高エコーが見られる。
  • (5)嚢胞(cysts):仮性嚢胞や貯留嚢胞で非腫瘍性。腫瘍性嚢胞との鑑別が必要であり、周囲の実質変化や嚢胞壁の異常などから総合的に判断する。
  • (6)分枝膵管拡張(dilated side branches):EUSによる分枝拡張所見は正常では見られない。
  • (7)膵管辺縁高エコー(hyperechoic MPD margin):肥厚した膵管壁を反映した所見と考えれる。

b.ERCP像で3本以上の分枝膵管に不規則な拡張がみられる。

※ケンブリッジ分類のmild chronic panreatitisに相当する。
※部位等は指定されていないが、 概ねびまん性に多数あるのが望ましい。

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