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類上皮嚢胞(epidermoid cyst)

・類表皮嚢胞は重層扁平上皮により形成される良性の真性嚢胞で、皮膚付属器をもたない上皮により形成されたもの。

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膵に発生する類表皮嚢胞は膵に迷入した脾組織や副脾より発生する。したがって嚢胞壁や外周に脾組織が確認される。

・副脾の好発部位である膵尾部に多い。

・通常は無症状であるがときに腹痛や背部痛などがみられる。

・男女差なし、CA19-9、CEA高値例多い。

・内溶液:槳液性、ケラチン様物質

画像所見

充実成分を伴い隔壁様構造を有する境界明瞭な単房性・多房性嚢胞性病変であるが、充実性部分が副脾と断定できるかが診断のポイントとなる。

・異所性脾組織の診断には、99mTc標識スズコロイドを用いた肝脾シンチグラフィーやSPIO造影MRIが有用とされる。確定診断により有用なのはSPIO造影MRI。造影MRIで脾臓と同程度のSPIOの取り込みがある。

・MRIにてT1WIでhigh、DWIでhigh

症例 50 歳代の女性。検診の超音波検査で膵尾部に囊胞部を持つ充実性腫瘤を指摘。

epidermoid cyst2012年放射線科診断専門医試験問題60より引用

膵尾部に多房性嚢胞性病変あり。充実部位は脾臓と同じ造影効果を認めており、膵内副脾=類上皮嚢胞を疑う所見。

 

症例 50歳代女性 下腹部痛

epidermoid cyst

(放射線科診断専門医試験問題2010年51番より引用)

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