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内軟骨腫(enchondroma)

・良性骨腫瘍。

・好発年齢は10~30歳代。

手足の指節骨や中手骨・中足骨のほか上腕骨、大腿骨に好発。

・無症状で病的骨折をきたして発見されることが多い。

・特殊なタイプとして、全身性に多発するOllier病(enchondromatosis)やそれに血管腫を伴うMaffucci症候群がある。

内軟骨腫の画像所見

内軟骨腫の単純X線写真やCT

膨隆性病変で、辺縁の硬化像を伴う分葉状の透亮像として認められる。

・腫瘍の内部に点状や輪状、弧状の石灰化が認められる。骨皮質内側の侵食像(endosteal scalloping)を認める。

内軟骨腫のMR所見

硝子軟骨を反映し、T1強調像で均一な低信号、T2強調像で均一な高信号を呈する。

・石灰化はT2強調像で点状の低信号としてみられる。

・造影MRIでは、腫瘍の分葉状の発育形態を反映し輪状、弧状、点状の増強効果(rings and arcs enhancement)を認める。

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症例 50歳代女性 疼痛

ENCHONDROMA

左環指基節骨遠位部にレントゲンにて周囲骨硬化を有する骨透亮像あり。内部には点状・弧状の石灰化あり。MRIのT2WIにて高信号を示している。内軟骨腫を疑う所見。


 

症例 70歳代男性

ENCHONDROMA

左環指中節骨近位部にレントゲンにて周囲骨硬化を有する骨透亮像あり。MRIのT2WIにて高信号を示している。内軟骨腫を疑う所見。

動画で学ぶ内軟骨腫

▶キー画像
enchondromaenchondroma1

症例 30 歳代の女性。右手尺側の痛みで来院し,右手骨 X 線単純撮影が施行された。

Enchondroma

2016年放射線科診断専門医17より引用。

第5中手骨に骨の膨隆あり。辺縁の硬化像を伴う分葉状の透亮像を認めており、内軟骨腫を疑う所見。

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症例 60歳代男性 歩行中に突然の痛み

enchondroma(2009年放射線科診断専門医試験問題8番より引用)

右第2趾基節骨に中心性の骨透亮像あり、膨張状発育あり。リング状、点状が混在。内軟骨腫を疑う所見。


症例 78 歳の男性。小指の腫脹を自覚するようになり来院。

ENCHONDROMA

2006年放射線科診断専門医試験問題9より引用。

 

小指基節骨骨幹〜遠位骨幹の骨髄にやや分葉状で境界明瞭な腫瘤性病変あり。T1WIで明瞭な低信号、脂肪抑制T2WIで明瞭な高信号を示し、分葉状構造がより明瞭。内軟骨腫を疑う所見。

参考)骨軟部疾患の画像診断 (画像診断別冊KEY BOOKシリーズ) 上谷 雅孝先生

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