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胸部レントゲンを読影する上で知っておくべき解剖をまとめました。

肋骨の高さと肺の位置関係、肺区域の目安、気管支の位置関係、肺動脈の位置関係、その他知っておくべきことについて掲載しました。

胸部レントゲンを読影する上で知っておくべき解剖

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研修医
胸部レントゲンが苦手です。
指導医
それでは今回は胸部レントゲンで知っておくべき解剖について実際の画像を見ながら解説していきます。

骨と高さの位置関係は?

胸郭を形成する骨
  • 胸郭を構成する骨は胸骨、肋骨、肋軟骨、胸椎である。
  • 第1〜10肋骨は肋軟骨を介して胸骨と連結するが、第11、12肋骨は連結しない。
指導医
肋骨や胸骨は体表にて位置を表す指標として重要です。
  • 鎖骨は第4肋骨の少し下にある。

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胸部レントゲンで見える骨の解剖についてはこちらで詳しく解説しています。→胸部レントゲンの正常解剖の読み方をわかりやすく!〜骨編〜
  • carinaは成人の場合、第6胸椎レベルにある。

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  • 横隔膜は左は1-3cm低い。心臓があるから。

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  • 横隔膜は第10後肋間、第6肋骨前縁にある。第6-7肋骨の前縁が横隔膜にさわる程度が正常。

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  • 第6-9肋骨下縁は尖っており、不明瞭でもn.p

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胸部レントゲンの解剖が学べる画像診断ツール→胸部レントゲン読影の決定版!正常画像の解剖を押さえよう。

肺区域の目安は?

  • 肺尖部:鎖骨より上方。
  • 上肺野:鎖骨から第2肋骨前縁
  • 中肺野:第2肋骨前縁から第4肋骨前縁
  • 下肺野:第4肋骨前縁から横隔膜弓隆部

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  • 肺門部:第2次気管支まで
  • 末梢部:第3次気管支より末梢側

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気管支の位置関係は?

  • 上葉気管支管は右が左よりも高い。

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関連記事)胸部レントゲン写真の読み方は?〜気管・気管支編〜

肺動脈の位置関係は?

  • 左肺動脈は左主気管支を乗り越える!
    →肺動脈は左が高い。
    →肺門は左が1.5cm高い。

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胸部レントゲンの解剖が学べる画像診断ツール→胸部レントゲン読影の決定版!正常画像の解剖を押さえよう。

その他知っておくべきこと

A3bとB3bとは?

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指導医
A3bは動脈、B3bは気管支です。いずれも前後方向に走行するため、正面像のレントゲンでは、輪のように見えます。

CTで見ると明らか!

B3b

  • B3bは心不全などで気管支血管周囲腔が肥厚すると壁が厚くなりぼけてくる!!

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血管の賑やかさは?
  • 循環器のレントゲンを見るときに重要。
  • 通常,上肺:下肺=1:1.5〜2の血管の賑やかさ
  • 肺鬱血が進行すると、徐々に上が賑やかになってくる。

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研修医
なるほど!勉強になりました。ブックマークしておいて、必要なときにこれを見ながらチェックします。

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