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右側大動脈弓(right aortic arch)

・通常は縦隔の左側に位置する下行大動脈が、右側に位置する奇形。

・大きく、

  1. 正常の大動脈分岐と鏡像(mirror image)を示すタイプの鏡像型右側大動脈弓
  2. 異常左鎖骨下動脈起始を伴うタイプの右側大動脈弓

に分かれる。

・鏡像(mirror image)を示すタイプの場合、Fallot四徴症(25%に合併)、総動脈管遣残症、大血管転位症などの先天性心奇形の合併が高頻度(90%)にみられる。

・異常左鎖骨下動脈を伴うタイプの場合は先天性奇形の合併が少ない。偶然に発見されることが多い。動脈管あるいは遺残靭帯が左側にあると不完全動脈輪を形成する。

・胸部X線の正面像において、通常左側に突出する大動脈弓が、右に見える。気管透亮像が左側に押される。

症例 72 歳の男性。

right aortic arch2005年放射線科診断専門医試験問題34より引用。

大動脈弓が気管の右側に認められる。また下行大動脈も右側を下行している。側面像においては気管は後方から強く圧排されているのが読み取れる。右側大動脈を疑う所見。

 

症例 60 歳代の女性。検診の胸部 X 線写真で縦隔の異常を指摘。

RIGHT AORTIC ARCH2012年放射線科診断専門医試験問題36より引用。

左鎖骨下動脈の起始異常を伴う右側大動脈弓。
大動脈弓部奇形
  • 左鎖骨下動脈起始異常
  • 右側大動脈弓:鏡像型分岐、左鎖骨下動脈の下行大動脈起始、左鎖骨下動脈の孤立
  • 重複大動脈弓

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