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Bosniak分類(ボスニアック分類)とは?

腎臓の嚢胞性腫瘤の良悪性の鑑別に以下の分類(Category)が提唱されています。

  • Ⅰ:単房性、薄い嚢胞壁、内容物は水濃度。良性。→放置。
  • Ⅱ:2つ以下の薄い隔壁、わずかな石灰化、3cm以下の高吸収嚢胞。軽度異型。→フォロー
  • ⅡF:3つ以上の薄い隔壁、最小限の増強効果、3cm以上の高吸収嚢胞。中等度異型。→フォロー
    ——————————————————————————————–
    ここからはオペ。
  • Ⅲ:厚い不整な嚢胞壁や隔壁、明瞭な造影効果、粗大な石灰化。高度異型。
  • Ⅳ:嚢胞壁や隔壁から隆起あるいは浸潤する造影される充実部分の存在。悪性。

 

Bosniak分類嚢胞の数嚢胞壁の厚さ造影効果
CategoryⅡ少し××
CategoryⅡFたくさん××
×
×
CategogyⅢ
症例 70歳代女性

Bosniak

Bosniak分類と腎嚢胞の対処方法

  • category Ⅰ、Ⅱ→良性の嚢胞
  • category ⅡF→悪性の可能性は少ない(5%)が、経過観察が必要。Fはfollow upのF。
  • category Ⅲ→50%が悪性。手術など病理学的探索が必要。
  • category Ⅳ→悪性であり、手術が必要。

※ⅡFでも20%程度の悪性が含まれ、Ⅲでも20〜50%程度の良性が含まれることが知られている。

・経過観察は、まず半年後変化なければその後1年毎に最低5年間経過観察することが推奨されている。

categoryⅡFのフォロー
最初はCT→あとはMRIで5年間フォローする!

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単純嚢胞

1)単発性腎嚢胞

  • complicated  cyst
  • 腎癌の嚢胞変性
  • 感染性嚢胞(膿瘍)

2)多発性腎嚢胞

  • 単純性嚢胞が多発している場合と多嚢胞腎(polycystic  kidney)の場合がある。
  • 先天性:常染色体優性遺伝(ADPKD)
  • 後天性:腎透析、結節性硬化症やvon-Hippel-Lindau病など。

3)多房性腎嚢胞

  • 嚢胞型腎細胞癌
  • 隔壁を有する単純嚢胞
  • 腎膿瘍
  • multilocular cystic nephroma(MCLN、多房性腎症)
    ⇒腎癌でも同様の画像を呈することがあり鑑別困難。
  • その他、限局性の多嚢胞性異型性

    ⇒正常腎実質を欠くことで診断は容易。

4)嚢胞性病変と鑑別が問題となる疾患

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