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前十字靭帯と後十字靭帯

[deco_bg image=”marker-b” width=””]ACL L 35mm, W 11mm
PCL L 38mm,W 13mm[/deco_bg]

・ACLの方が細い。細いので切れやすい。

・十字靭帯損傷のうち多くてもPCLは2割。8割以上がACL損傷-断裂

・なので臨床上重要なのはACLであり、必ず描出をする。少し膝を曲げて撮影する。

ACL

①ACLは2つの主要線維束がある。

・anteromedial bundle(AMB)と、posterolateral bundle(PLB)。

・画像上は2本同定できる場合と、分かれて見えない場合がある。

・矢状断で見える事は少ない。横断像や冠状断像で見える。

・膝を屈曲したときに、AMBがピーンと張るので、ACLの実質断裂は前縁のAMBが切れる 。

②ACLは2つの付着部がある。

・大腿骨付着部;L 23mm  , 顆間窩外側壁。付着面積が小さいため、切れやすい。顆間窩外側壁

・脛骨付着部;L 30mm , wide spread  内側顆間隆起。

・切れやすいのは上(大腿骨付着部)

・脛骨付着部は広く顆間隆起に付着しているので、これが切れるとしたら、裂離骨折

裂離骨折

・Meyers-Mckeever分類を用いることが多い。

・レントゲンで診断できるため、MRIの役割は骨片がどれだけ離れているか、ACLそのものに損傷がないかををチェックすること。

ACL完全断裂

・靭帯線維の完全な断裂。

・ACL中央部での断裂が7割。大腿骨付着部での断裂は2割。

・脛骨付着部の完全断裂は少ない。

・完全断裂の診断は比較的容易。正診率は90%以上。

 ACLの陳旧性断裂

・ACL断裂をほっておくと、陳旧性断裂になる。色んなパターンがある。

[deco_bg image=”marker-b” width=””]・靭帯が完全に消失する場合。
・一部が残存している場合。
・靭帯は残っているがたわみがある場合。[/deco_bg]

acl6

偽靭帯 pseudoligament:断裂靭帯の遺残、滑膜増生を伴う線維性瘢痕。黒いから靭帯ではない、形をしっかり見る

・ACLは周りの滑膜に血流豊富なので、切れると、出血し、癒着する。背側のPCLに付着する。

 偽靭帯の1つがセロリ

・ACLが腫大し、内部に黒い線状構造あり。セロリのようcelery stalk of ACL

・ムコイド変性や以前のACLの部分損傷を反映していると言われる。おそらく役立たずの靭帯。

Kissing contusion

ACLは脛骨が前に出ないように保持している。

・脛骨が前に出るように強制される、または外旋されると、ACLは切れ、骨同士がぶつかる。

・MRIではその動かぬ証拠が残っている。それがbone bruiseという形で見える。

大腿骨の前方、脛骨の後方に認められる。T1WI低信号、T2WI高信号、数ヶ月持続する。

・骨髄浮腫や、小出血、海綿骨梁の微細骨折を反映。これをkissing contusionという。

ACL断裂の二次的所見であり、逆に、この所見があるときはACL断裂がないかをチェックする。

動画で理解するkissing contusion

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症例 10歳代男性

kissing contusion

Segond骨折

・スゴンと読む。

脛骨外側辺縁に生じる縦方向の微細な剥離骨折

・多くは下腿の内反と内旋力により外側関節包靭帯に強い牽引力が加わり生じる。

・ほぼすべての症例でACL損傷を伴う。

・合併する前十字靭帯損傷の治療を優先し、この剥離骨折自体は治療の対象にならない。

Segond骨折をみたら必ずACLをチェックしにいく。

 

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