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脳幹梗塞(延髄・橋・中脳)とは?特徴は?

  • 脳幹梗塞は椎骨脳底動脈系からの回旋枝が原因血管となる。
  • 後下小脳動脈、上小脳動脈には、Normal variation が多い。
  • 虚血強度が弱め、DWIでも異常信号の出現までに時間を要することがある。

脳幹梗塞の原因は?

  • 塞栓症
  • アテローム血栓症分枝粥腫型梗塞branch atheromatous disease:BAD
  • 解離

関連)分枝粥腫型梗塞(BAD)とは?

梗塞部位と原因血管の関係は?

橋の場合

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正中から

  • 傍正中動脈(PMA:paramedian artery)
  • 短回旋動脈(SCfA:short cicumferential artery)
  • 長回旋動脈(LCfA:long cicumferential artery)

の3つの動脈が支配する。

傍正中動脈は、BADの好発部位。

症例 60歳代女性 橋梗塞(分枝粥腫型梗塞の疑い)

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橋右側正中寄りに梗塞像あり。

脳底動脈からの穿通枝である傍正中動脈領域。
MRAで壁在プラークあり、BADを疑う所見です。

症例 70歳代女性 橋梗塞(分枝粥腫型梗塞の疑い)

BAD2

こちらも同様に、傍正中動脈領域のBADを疑う所見です。

関連)分枝粥腫型梗塞(BAD)とは?

延髄の場合

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延髄上部は、正中から

  • 前脊髄動脈(ASA:anterior spinal artery)
  • 椎骨動脈(VA: vertebral artery)
  • 後下小脳動脈(PICA:posterior inferior cerebellar artery)
  • 後脊髄動脈(PSA:posterior spinal artery)

の4つの動脈が支配。

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延髄下部は、

  • 前脊髄動脈(ASA:anterior spinal artery)
  • 椎骨動脈(VA: vertebral artery)
  • 後脊髄動脈(PSA:posterior spinal artery)

の3つが支配する。

症例 80歳代男性 延髄上部梗塞

medulla oblongata

延髄正中〜左側に梗塞あり。

部位から、前脊髄動脈領域の梗塞が疑われます。

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