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下垂体後葉

T1強調像で高信号

・後葉系ホルモンを含む神経分泌顆粒の量を反映している。

高信号は後葉機能の重要なマーカーであり、中枢性尿崩症では、分泌顆粒の貯蔵がなく高信号が消失する

下垂体のダイナミックMRI

・下垂体、下垂体柄、正中隆起にはBBBがないため増強される。

・前葉は下垂体門脈経由で栄養されている。

・ダイナミックで下垂体柄から造影され、下垂体柄に近い領域、遠い領域と順に造影される。

後葉は動脈支配のため、前葉よりも早く造影される。

下垂体の正常MRI所見

新生児は上に凸、T1強調像で高信号。前葉のT1信号強度は早期産、満期産に関係なく出生後の期間と負の相関あり。

・生後2ヶ月以降で、前葉は常に等信号(妊娠期は高信号)。

38週出生し、39週のMR(生後1週間)

pituitary2

AJNR Am J Neuroradiol. 1997 Mar;18(3):551-4.より引用

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正常下垂体の高さとは

pituitary1

・新生児:下垂体高漸減

・小児期:腫大〜6mm(下垂体上面は平坦〜やや凹型)

・男性・閉経後女性:最大8mm

・思春期:再腫大(女児〜10mm、男児〜8mm)し、女性では凸型になる。妊婦や産褥期にも腫大する。

・高齢期:性差なし。

思春期女性の場合1cmまではnormal variant

・分娩直後は12mmまで正常。出産後8ヶ月まで、下垂体の容積とT1強調像の信号強度が減少。

・50歳代女性は更年期におけるゴナドトロピン増加を反映して下垂体高が一時的に増大する。

・不必要な手術や繰り返しのMRI検査を避けることが大事。

6-8-10-12
  • 小児期 6mmまで
  • 男性と閉経後女性 8mmまで
  • 思春期女性 10mmまで
  • 妊娠・授乳女性 12mmまで

pituitary

AJNR 1997;18(3):551-4より引用

若年女性では生理的な過形成がある=おむすび型でも正常。

pituitarydynamic

Dynamic sequential imaging with T1-weigted images, acquired every 30 sec after administration of paramagnetic contrast medium in
the coronal view in a 23-yr-old woman (no. 4) with pituitary hypertrophy.

J Clin Endocrinol Metab. 2001 Jul;86(7):3009-15より引用

参考) AJNR 1997;18(3):551-4J Clin Endocrinol Metab. 2001 Jul;86(7):3009-15AJNR Am J Neuroradiol. 1997 Mar;18(3):551-4.

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