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Brodie膿瘍

・緻密線維組織もしくは硬化性骨により囲まれた膿瘍。

黄色ブドウ球菌による骨髄炎の1型で、亜急性または慢性の経過をとる。

・発症はきわめて緩徐であり、臨床症状に乏しい

・局所の疼痛、圧痛や発赤、腫脹などで発症する事も多いが、それらの症状や、CRP上昇、WBC上昇などの感染症を示唆する所見が認められない場合があるので、画像診断は重要。

・特に10歳代、男性に多い。

・小児の長管骨骨幹端の皮質に好発(特に脛骨遠位、近位)し、境界明瞭な溶骨性病変を形成して、周囲に硬化縁や骨膜反応を伴う。

画像所見

・レントゲンで透亮像(骨の長軸に沿って細長い形態、運河状channel-like)の周囲に硬化縁や骨膜反応を伴う。

・CTで、透亮像の中に腐骨(sequestrum)の描出が見られることがある。

・MRIで層状構造(4層)。中心から辺縁にかけて、腐骨→膿瘍→炎症性肉芽(T1WIで高信号が特徴、penumbra sign)→骨硬化を反映した画像所見を呈する。

鑑別診断

・小児の長管骨の骨幹に、骨硬化を伴う透亮像

・Brodie膿瘍
・類骨骨腫 osteoid osteoma
・疲労骨折(ストレス骨折)
・ランゲルハンス細胞組織球腫
・骨肉腫
・ユーイング肉腫

※ストレス骨折とは、これで見られる線状透亮像(骨折線)が膿瘍腔に相当する透亮像と異なることで鑑別できる。

 

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