後縦靭帯骨化症(OPLL:ossification of posterior longitudinal ligament)とは
- 東洋人に多く見られ原因不明。
- 下位頸椎に好発するが、胸椎に生じることもある。
- 肥厚し骨化した靭帯により脊柱管狭窄、脊髄圧迫を来す。
- そのパターンから、連続型、分節型、混合型に分類される。
OPLLの画像所見
- CTが骨化描出に優れている。
- MRIでは、肥厚した後縦靭帯がT1、T2強調像ともに低信号を示す構造物として認められる。
- ただし、MRでは骨化に関する評価は困難。骨化した靭帯内に脂肪髄が見られることがあり、このような場合には肥厚靭帯内に高信号域が認められ、骨化の診断が可能となる。
症例 40歳代男性
C5〜Th2にかけて混合型のOPLLを認めています。
動画で学ぶ後縦靭帯骨化症の画像診断(70歳代男性)
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