【頭部】TIPS症例33

【頭部】TIPS症例33

【症例】60歳代女性

画像はこちら

4ヶ月半後の画像はこちら

そう、症例31,32の画像ですが、この間に両側眼球の高吸収が消失しているのはなぜ?

確かに4ヶ月半の間で、両側眼球の卵形の高吸収が線状の高吸収に置き換わっていることがわかります。

まず、どちらが正常なのでしょうか?

症例30で見ていただいた、60歳代男性の正常例をもう一度見てみましょう。

60代男性 正常頭部CT

すると左側の画像のように眼球内の前方には卵形の高吸収を認めていますのでこちらが正常であると言うことがわかります。

これは正常な水晶体を見ています。

 

では、なぜ4ヶ月半の間にこの水晶体が別のものに置き換わったのでしょうか?

 

そう、水晶体を取り除く手術をしたからです。

水晶体を除去し、人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入したからです。

つまり白内障の手術をしたためです。

 

 

診断:両側白内障術後

 

 

【頭部】TIPS症例33の動画解説

お疲れ様でした。

今日は以上です。

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