【腹部】復習症例8

症例8

【症例】90歳代 男性
【主訴】異物誤飲

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異物誤飲ということで、咽頭から喉頭、食道と追っていくと、、、、

頸部食道に横たわる異物があることがわかります。

異物の背側に類楕円形のairを認めていますが、頸部食道内のairと思われます。

ですので、異物のみをイラストで表すとこんな感じであることがわかります。

これはズバリ、薬の包装シート、いわゆるPTP(press through pack)です。

※写真は例です。

診断:PTP誤飲(頸部食道にあり。)

その後、頚部に合わせて冠状断像、矢状断像が作成されました。

冠状断像、矢状断像でより明瞭に見えますね。

※内視鏡で取り出されました。

その他所見:

  • 動脈硬化あり。
  • 両側腎嚢胞あり。
  • 右鼠径ヘルニア(内容物は大網のみ)あり。

 

症例8の動画解説


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