虫垂同定ブートキャンプ延長戦 症例4 虫垂同定ブートキャンプ 虫垂同定ブートキャンプ延長戦 症例4 【症例】70歳代 女性 【主訴】便秘 スクリーニング 画像はこちら 横断像 冠状断像 その他所見: 動脈硬化あり。 腰椎に側弯あり。 左肋骨に陳旧性骨折あり。 【虫垂同定ブートキャンプ】延長戦 症例4の動画解説 お疲れ様でした。 今日は以上です。 今回の気づきや感想などを下のコメント欄にお願いします。 投稿ナビゲーション 虫垂同定ブートキャンプ延長戦 症例5虫垂同定ブートキャンプ延長戦 症例3
本日もありがとうございました! 虫垂は同定できないとだいぶ自信を持って言えるようになり、良かったです。 脂肪腫は、どうせいつもの低吸収域だろうと思いスルーしてしまいました^^; 正常像で見る低吸収域が何なのかあまり意識していなかったのですが、”膵胆管合流部”でしょうか? 返信
アウトプットありがとうございます。 >虫垂は同定できないとだいぶ自信を持って言えるようになり、良かったです。 良かったです!! >脂肪腫は、どうせいつもの低吸収域だろうと思いスルーしてしまいました^^; 脂肪が見やすい濃度の画像も入れていますのでそちらでも確認してください。 >正常像で見る低吸収域が何なのかあまり意識していなかったのですが、”膵胆管合流部”でしょうか? どういうことでしょうか? 今回の症例では膵頭部の膵管や総胆管は同定できますね。 返信
言葉足らずでした。 すみません。きちんと言葉にしないと伝わらないと日々の業務で反省していたところだったのですが、今またやらかしました^^; 例えば画像診断カフェに載っている正常像のスライス(28/41)で十二指腸下行脚内に見える低吸収域は膵胆管合流部ですよね。 http://medicalimagecafe.com/tool/upper_abdominal/01.html 返信
>画像診断カフェに載っている正常像のスライス(28/41)で十二指腸下行脚内に見える低吸収域は膵胆管合流部ですよね。 この低吸収はほとんどは、下行脚の内腔そのものです。合流部というのはこのCTでははっきりしません。25/41あたりですかね。 返信
腸管を追っていく作業をしないと「お宝」は見つけられませんね。十二指腸の脂肪濃度の腫瘤(脂肪腫)に気付きましたが、S状結腸のものは見落としてしまいました。消化管脂肪腫は多発する傾向があるのでしょうか。 返信
アウトプットありがとうございます。 >十二指腸の脂肪濃度の腫瘤(脂肪腫)に気付きましたが、S状結腸のものは見落としてしまいました。消化管脂肪腫は多発する傾向があるのでしょうか。 私ももともと十二指腸の脂肪腫のみと思っていましたので(^_^;) こちらは皮下の脂肪腫ですが、多発することもあるようです。 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/14-%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%96%BE%E6%82%A3/%E8%89%AF%E6%80%A7%E3%81%AE%E7%9A%AE%E8%86%9A%E8%85%AB%E7%98%8D%EF%BC%8C%E5%A2%97%E6%AE%96%E6%80%A7%E7%97%85%E5%A4%89%EF%BC%8C%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E8%A1%80%E7%AE%A1%E6%80%A7%E7%97%85%E5%A4%89/%E8%84%82%E8%82%AA%E8%85%AB 多発については記載がありませんが、腸管脂肪腫についてはこちらがまとまっています。 https://teikyo-daicho.com/%E8%85%B8%E7%AE%A1%E8%84%82%E8%82%AA%E8%85%AB 返信
いつも勉強になっております。 虫垂の同定できるできないは少しずつできるようになってきたと思います。 膵臓の背側にある石灰化はこれは動脈の石灰化でよろしいでしょうか。 あと、これはどうでもいいかとは思いましたが、冠状断の脂肪ウインドウの画像がなんだがビョーンと伸びている印象でした。 返信
アウトプットありがとうございます。 >膵臓の背側にある石灰化はこれは動脈の石灰化でよろしいでしょうか。 膵臓の腹側でしょうか?ならば動脈の石灰化ですね。 >冠状断の脂肪ウインドウの画像がなんだがビョーンと伸びている印象でした。 確かに・・・。縦横比がおかしいですね。修正します。 返信
コメントありがとうございます。 >膵臓の腹側でしょうか?ならば動脈の石灰化ですね。 ・・間違えました。腹側です。ありがとうございます。 >確かに・・・。縦横比がおかしいですね。修正します。 余計な手間をすみません。ありがとうございます。 返信
アウトプットありがとうございます。 >私もS状結腸の脂肪腫には気づけませんでした。また、横断像の125/196の横行結腸にポコっとした壁があり、腫瘍性病変があると判断したのですがいかがでしょうか? これは便だと思われます。 CTで分かる腫瘍はあくまでサイズが大きいものだけであり、サイズが小さいものはわかりません。 「CTで見つかることもある」という認識でお願いします。 返信
虫垂は見えないはず!と少し自信が持てるようになりました。 脂肪腫って内臓にも割とできるのですね。皮膚の脂肪腫はよく見ますが、この講座で内臓の(腸管の?)脂肪腫が何度か出てきたので、認識を改めないとなあと思いました。 返信
アウトプットありがとうございます。 >虫垂は見えないはず!と少し自信が持てるようになりました。 よかったです。 前半の15症例はすべて同定できたものでしたが、同定できないものも割と見られますのでないものをないと言えることも大事ですね。 思わぬ所に虫垂があったということを避けるためにも回腸末端〜盲腸の同定が大事ですね。 >脂肪腫が何度か出てきたので、認識を改めないとなあと思いました。 確かに皮下の脂肪腫が多いですが、筋肉内や腸管内にも稀ではなく見られますね。 返信
ようやくここにきてやっと虫垂は同定できないに〇をすることができました…。十二指腸水平脚のところにある低吸収域を脂肪腫と思わず総胆管結石かと思ってしまいました。今考えると周囲が造影される&肝内胆管の拡張などがなければそのような所見にならないですよね…。 一歩ずつ前進している気がしています。次回も今回の反省を活かせるようにしたいと思います…。 返信
アウトプットありがとうございます。 >ようやくここにきてやっと虫垂は同定できないに〇をすることができました…。 よかったです。 >十二指腸水平脚のところにある低吸収域を脂肪腫と思わず総胆管結石かと思ってしまいました。今考えると周囲が造影される&肝内胆管の拡張などがなければそのような所見にならないですよね…。 総胆管結石があっても肝内胆管や総胆管の拡張は認めないこともあります。 またCTでは総胆管結石は少なくともやや高吸収でないと同定できないことが多いです。 補足ですが、胆石のところでも見たように、胆石や総胆管結石の描出にはMRI、中でもMRCPが有用でした。 CTで胆石や総胆管結石がないからといって、これらを除外することはできないのでした。 返信
アウトプットありがとうございます。 確かにコメント欄では新しいtopicsも複数ありますね。 腸管自体は横行結腸は少し蛇行が強いですが、S状結腸も追いやすいですし、追うのはそれほど難しくないですね。 あとは自信を持って虫垂がないと言えるかですね。 返信
本日もありがとうございました!
虫垂は同定できないとだいぶ自信を持って言えるようになり、良かったです。
脂肪腫は、どうせいつもの低吸収域だろうと思いスルーしてしまいました^^;
正常像で見る低吸収域が何なのかあまり意識していなかったのですが、”膵胆管合流部”でしょうか?
アウトプットありがとうございます。
>虫垂は同定できないとだいぶ自信を持って言えるようになり、良かったです。
良かったです!!
>脂肪腫は、どうせいつもの低吸収域だろうと思いスルーしてしまいました^^;
脂肪が見やすい濃度の画像も入れていますのでそちらでも確認してください。
>正常像で見る低吸収域が何なのかあまり意識していなかったのですが、”膵胆管合流部”でしょうか?
どういうことでしょうか?
今回の症例では膵頭部の膵管や総胆管は同定できますね。
言葉足らずでした。 すみません。きちんと言葉にしないと伝わらないと日々の業務で反省していたところだったのですが、今またやらかしました^^;
例えば画像診断カフェに載っている正常像のスライス(28/41)で十二指腸下行脚内に見える低吸収域は膵胆管合流部ですよね。
http://medicalimagecafe.com/tool/upper_abdominal/01.html
>画像診断カフェに載っている正常像のスライス(28/41)で十二指腸下行脚内に見える低吸収域は膵胆管合流部ですよね。
この低吸収はほとんどは、下行脚の内腔そのものです。合流部というのはこのCTでははっきりしません。25/41あたりですかね。
なるほど!そうだったんですね!
ありがとうございますm(_ _)m
腸管を追っていく作業をしないと「お宝」は見つけられませんね。十二指腸の脂肪濃度の腫瘤(脂肪腫)に気付きましたが、S状結腸のものは見落としてしまいました。消化管脂肪腫は多発する傾向があるのでしょうか。
アウトプットありがとうございます。
>十二指腸の脂肪濃度の腫瘤(脂肪腫)に気付きましたが、S状結腸のものは見落としてしまいました。消化管脂肪腫は多発する傾向があるのでしょうか。
私ももともと十二指腸の脂肪腫のみと思っていましたので(^_^;)
こちらは皮下の脂肪腫ですが、多発することもあるようです。
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/14-%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%96%BE%E6%82%A3/%E8%89%AF%E6%80%A7%E3%81%AE%E7%9A%AE%E8%86%9A%E8%85%AB%E7%98%8D%EF%BC%8C%E5%A2%97%E6%AE%96%E6%80%A7%E7%97%85%E5%A4%89%EF%BC%8C%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E8%A1%80%E7%AE%A1%E6%80%A7%E7%97%85%E5%A4%89/%E8%84%82%E8%82%AA%E8%85%AB
多発については記載がありませんが、腸管脂肪腫についてはこちらがまとまっています。
https://teikyo-daicho.com/%E8%85%B8%E7%AE%A1%E8%84%82%E8%82%AA%E8%85%AB
文献をありがとうございました。自分でもちょっと調べましたが、多発する傾向がある、というのは見当たりませんでした。
いつもありがとうございます。
直腸に壁肥厚があるように見えますが、正常範囲でしょうか?
アウトプットありがとうございます。
確かに少し壁肥厚様に見えますね。絶対に正常範囲ですとは言えない所見です。
指摘して念のため精査して良いと考えます。
いつも勉強になっております。
虫垂の同定できるできないは少しずつできるようになってきたと思います。
膵臓の背側にある石灰化はこれは動脈の石灰化でよろしいでしょうか。
あと、これはどうでもいいかとは思いましたが、冠状断の脂肪ウインドウの画像がなんだがビョーンと伸びている印象でした。
アウトプットありがとうございます。
>膵臓の背側にある石灰化はこれは動脈の石灰化でよろしいでしょうか。
膵臓の腹側でしょうか?ならば動脈の石灰化ですね。
>冠状断の脂肪ウインドウの画像がなんだがビョーンと伸びている印象でした。
確かに・・・。縦横比がおかしいですね。修正します。
コメントありがとうございます。
>膵臓の腹側でしょうか?ならば動脈の石灰化ですね。
・・間違えました。腹側です。ありがとうございます。
>確かに・・・。縦横比がおかしいですね。修正します。
余計な手間をすみません。ありがとうございます。
いえいえ、ご指摘ありがとうございます。
修正完了しました。
いつもありがとうございます。私もS状結腸の脂肪腫には気づけませんでした。また、横断像の125/196の横行結腸にポコっとした壁があり、腫瘍性病変があると判断したのですがいかがでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
>私もS状結腸の脂肪腫には気づけませんでした。また、横断像の125/196の横行結腸にポコっとした壁があり、腫瘍性病変があると判断したのですがいかがでしょうか?
これは便だと思われます。
CTで分かる腫瘍はあくまでサイズが大きいものだけであり、サイズが小さいものはわかりません。
「CTで見つかることもある」という認識でお願いします。
症例ありがとうございます。S状結腸脂肪腫に気付かなかったのは、同じです。ちょこっと右閉鎖孔ヘルニアがあります。
アウトプットありがとうございます。
>ちょこっと右閉鎖孔ヘルニアがあります。
脂肪成分は認めていますが、腸管の逸脱は認めていませんね。
虫垂は見えないはず!と少し自信が持てるようになりました。
脂肪腫って内臓にも割とできるのですね。皮膚の脂肪腫はよく見ますが、この講座で内臓の(腸管の?)脂肪腫が何度か出てきたので、認識を改めないとなあと思いました。
アウトプットありがとうございます。
>虫垂は見えないはず!と少し自信が持てるようになりました。
よかったです。
前半の15症例はすべて同定できたものでしたが、同定できないものも割と見られますのでないものをないと言えることも大事ですね。
思わぬ所に虫垂があったということを避けるためにも回腸末端〜盲腸の同定が大事ですね。
>脂肪腫が何度か出てきたので、認識を改めないとなあと思いました。
確かに皮下の脂肪腫が多いですが、筋肉内や腸管内にも稀ではなく見られますね。
ようやくここにきてやっと虫垂は同定できないに〇をすることができました…。十二指腸水平脚のところにある低吸収域を脂肪腫と思わず総胆管結石かと思ってしまいました。今考えると周囲が造影される&肝内胆管の拡張などがなければそのような所見にならないですよね…。
一歩ずつ前進している気がしています。次回も今回の反省を活かせるようにしたいと思います…。
アウトプットありがとうございます。
>ようやくここにきてやっと虫垂は同定できないに〇をすることができました…。
よかったです。
>十二指腸水平脚のところにある低吸収域を脂肪腫と思わず総胆管結石かと思ってしまいました。今考えると周囲が造影される&肝内胆管の拡張などがなければそのような所見にならないですよね…。
総胆管結石があっても肝内胆管や総胆管の拡張は認めないこともあります。
またCTでは総胆管結石は少なくともやや高吸収でないと同定できないことが多いです。
補足ですが、胆石のところでも見たように、胆石や総胆管結石の描出にはMRI、中でもMRCPが有用でした。
CTで胆石や総胆管結石がないからといって、これらを除外することはできないのでした。
ご指導頂きありがとうございます。
いろいろと勘違いしている点も発見できました!助かりました。
虫垂が見つからず、無理やりこじつけて微妙にチェックしました。
虫垂が見つからない場合、読影レポートにはどう記すのでしょうか。
アウトプットありがとうございます。
虫垂が見つからない場合は、スクリーニングの場合は特に記載しませんが、右下腹部痛などの主訴の場合は、虫垂は同定できないと(正直に)記載します。
延長戦は相当難しいですね。
コメ欄のレベルの高さに驚かされます。
なんとかついていかないと、という感じです。。
アウトプットありがとうございます。
確かにコメント欄では新しいtopicsも複数ありますね。
腸管自体は横行結腸は少し蛇行が強いですが、S状結腸も追いやすいですし、追うのはそれほど難しくないですね。
あとは自信を持って虫垂がないと言えるかですね。