虫垂同定ブートキャンプとは？
実際の腹部CT画像をあなたに見ていただき、ただひたすら正常な虫垂を同定していただく
全15症例の15日間のプログラム(1日1症例)
です。
なぜに虫垂？
「なぜ虫垂？」
「そんな小さな管腔臓器を同定して何になる？」
もしかしたらあなたはそう思ったかもしれません。
虫垂を同定すべき理由として以下のものがあります。
- 虫垂炎はcommon diseaseである。
- 虫垂炎は進行すると穿孔し、汎発性腹膜炎となり、ときに命に関わる重要疾患である。
- 虫垂炎を除外すること、虫垂を同定することは救急医療において非常に重要である。
- 虫垂を同定することは腹部救急画像診断における基礎である。
つまり・・・
虫垂を制するものは腹部画像診断を制する！！
のです。
ちなみにCTで追うことができる腸管は？
虫垂以外に腹部CTで追うことができる消化管は、
- 食道〜十二指腸
- 回腸末端〜直腸
があります。
逆に言えばこの間の小腸（空腸、回腸）は正常の状態では追うことができません。
追える腸管は追う練習をした方がいいです。
先日の放射線科診断専門医のふくろう先生のツイートでこのようなものがあります。
ルーチンのCT読影の習慣は大事です。腹部CTで食道～十二指腸、回盲部～直腸を追っていますか？
CTは消化管腫瘍に弱いと言っても、偶発発見は多いです。あるのに見逃しやすい腫瘍。そもそも見てないからです。
全例で追う習慣は、異常発見に繋がります。その一手間で救える命、多いですよ(^^)
続→
— ふくろう@放射線科医×不動産×日本株 (@tk2cafe) April 16, 2020
急性虫垂炎のような救急疾患ではありませんが、消化管腫瘍もCTで指摘できることがありますので、追える腸管はしっかり追う練習をし、ルーチンとしましょうとツイートしておられます。
そこで今回は虫垂を同定するだけではなく、
- 食道〜十二指腸
- 回腸末端〜直腸
も追う練習をしてみましょう。
追うのはわかったけど、どうやって追うの？
虫垂を同定する方法についてこちらで解説しました。
そして、あなたのPCやスマホ・タブレットで実際のCT画像が見られるように数百万円かけてシステムを構築しました。
このような感じで実際の画像を見ていただけます。
これなら、実際の臨床の現場に限りになく近い環境で消化管を追えることをご理解いただけると思います。
消化管を追いやすいようにウインドウ幅を広げた画像も掲載しています。
どんな人に向いているプログラムなの？
- 研修医
- 救急医療に携わる医師
- 放射線技師
- 医学生
- 腹部CTを読影する機会のある方
で、消化管を追うことに慣れていない方が対象となります。
普段から消化管を追っており、そのやり方が分かっている方（消化器内科医、外科医、放射線科医など）には簡単すぎるかと思われます。
今回の企画の概要は以下になります。
虫垂同定ブートキャンプ概要
- 登録翌日から、15日間連続(土日祝日を含む)で朝6時に症例がメールで届きます（回答期限はいずれも3日(72時間)です）。
- PCやスマホ・タブレットで実際にCT画像をスクロールしていただき、虫垂、食道〜十二指腸、回腸末端〜直腸を同定していただく。
- 同定できたかどうかを回答していただく。
- 自動返信される解説（解説はいずれも動画で行っています）を確認していただく。
というものです。
回答いただくものは非常にシンプルで以下の様に同定できたかどうかを選んでいただきます。
自動返信される解答では、過去の参加者がどれくらい同定できたのかを症例ごとに確認することができますので、症例の難易度をある程度知ることができます。
また、その症例でのアウトプットをコメント欄でしていただいていますので、そちらもご確認いただくことで、症例への理解がさらに進みます。
また全症例終了後、数日してから全症例の解説のURLとパスワードを送付しますので、万が一時間が取れなくて取り組めない症例があった場合は、そちらで抜けた症例に取り組むことができます。
※時間が取れなかったなどの理由でリンクの切れた症例の再送はしませんのでご了承ください。
虫垂同定ブートキャンプの参加者の声は？
過去の参加者の声は、こちら。
虫垂同定ブートキャンプの参加費は？
虫垂ブートキャンプの参加費は7,000円(税込み)です。
虫垂及び消化管の同定は、根気強い訓練が必要となります。
その点をご理解いただいた上で、15日間続けられそうな方のみご参加ください。
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