血管内投与可能な無菌の多孔性ゼラチンスポンジシート セレスキュー
- 緊急止血などの経カテーテル的止血術に使用する。
- 外科的手術ではリスクが高い、不可能と判断される症例に用いる。
- ただし、脳、冠動脈、脊髄を栄養する動脈には用いる事ができない。
- スポンゼルの半分のサイズ。
- 併用注意:抗凝固薬、抗血小板薬
医療現場で止血に使用されている塞栓材
①粒子:
- スポンゼル(医薬品:褥瘡や止血で使われていたが、血管内にも使われるようになった。ただし無菌性が保たれない懸念があるため、セレスキューが開発された。)、
- セレスキュー(医療機器:経カテーテル的止血術)、
- ジェルパート(医療機器:肝細胞癌に対する冠動脈塞栓療法)
②液体:ヒストアクリル
③器具
- ジェルパートと同じ原材料、同じ製造工程。
- カッティング法:粒子の粒が揃いやすい。
- ポンピング法:ポンピングの数が多くなるほど粒子は細かくなる。
これまでは、血管内止血術には、適応ではないスポンゼルやジェルパートが使われて来ましたが、セレスキューの登場により、カテーテルによる緊急止血術がよりやりやすくなりました。
手技点数
- 止血術19620点