造影CTと他の検査が同日にあるとき及ぼす影響とは?

血液検査

・ヨード造影剤を投与した直後に血液検査を行なったところ、Ht, Hb,RBC,WBC,Pltなどの値が有意に低下し、24時間後には回復したとの報告あり。

・なので、採血をするなら、造影CT前がよい。

MRI検査

・ヨード造影剤は濃度依存性にT1短縮効果、T2短縮効果を示すと言われる。

・実際に、造影CT後のMRでT1強調像で高信号を示したとの報告あり。

・24時間後には影響が消失するため、造影CT後にMRを撮影する場合は、同日検査は避けた方が良い。単純MR→造影CTの順番で撮影すればよい。

造影MRならば、異なる造影剤を同日に使うことになるので、可能な限り同日検査は避ける

超音波検査

・問題となるような影響を与えたという報告はない。

核医学検査

・甲状腺シンチの場合は、ヨード造影剤を使用すると、ヨードの取り込みが低下するため、2ヶ月!開ける必要があると言われている。

・骨シンチに影響を与えた(骨への集積低下、軟部組織への集積増加)という報告もあり、同日施行は避ける。一方で影響はなかったとする報告もある。

・同日に施行する場合は、シンチ→造影CTという順番にする。

造影CTを施行したがタイミングが合わないなどでもう一度やってもいいか?

・結論は、可能であれば1週間程度間隔をあけた方がよい

・ヨード造影剤による腎機能障害はヨード造影剤投与2〜4日後にピークを認め、回復に1週間〜10日程度要することが報告されている。また72時間以内の造影検査の繰り返しは腎機能障害の危険因子であることも報告されている。

・ただし、実際体内に入った造影剤量や、腎機能によって対応は異なる。理想は、1週間程度。

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