卵巣腫瘍における画像診断
- 良性→腹腔鏡手術、経過観察
- 悪性→開腹手術
と治療方針が異なる。
※但し、進行例では化学療法後に開腹手術
進行例とは、
- 仙骨前面の後腹膜浸潤
- 骨盤壁、腹壁浸潤
- 腎門部より頭側のリンパ節腫大
- 肝転移もしくは肝実質浸潤を伴う播種
- 2cmを超える播種が、横隔膜、網嚢、肝門部、肝葉間裂、胆嚢窩、胃脾間膜、胃十二指腸間膜、小腸間膜等に見られる。
なので、
- 良悪性の鑑別
- 悪性における病期診断Staging
に画像診断を用いる。
卵巣癌の進展形式
- 腹膜播種
- リンパ行性
- 血行性(稀)
卵巣癌のリンパ節転移 経路
- 骨盤漏斗靭帯(卵巣提索)を介して卵巣静脈に沿って上行し傍大動脈リンパ節へ
- 広間膜・子宮傍組織を介して内・外腸骨リンパ節、閉鎖リンパ節へ
- 円靭帯を介して鼠径リンパ節へ
※所属リンパ節は、 口骨盤内、傍大動脈領域、鼠径の3つ。