頭部CTで両側耳介の肥厚や石灰化を見た場合、
- 耳介が激しく接触するスポーツ(柔道、ラグビー、レスリング、総合格闘技など)による耳介血腫や慢性炎症。いわゆる柔道耳(「餃子耳」や「カリフラワーイヤー」などと呼ばれることもある。)
- アトピー性皮膚炎による耳介への叩打による耳介血腫や慢性炎症
- 再発性多発軟骨炎
- 高カルシウム血性(副腎皮質機能低下症)、副甲状腺機能亢進症
- 低体温症、凍傷
などが考えられる。
症例 30歳代男性 ラグビー選手
引用:radiopedia
両側耳介の肥厚および石灰化あり。ラクビー選手であり、ラグビーによる耳介血腫や慢性炎症による耳介の変化が疑われます。
参考文献:
- 画像診断 Vol.37 No.13 2017 P1290-1291
- radiopedia