[colored_bg color=”gray” corner=”r”]肺尖部近傍に存在する正常構造[/colored_bg]

肺尖部近傍の胸壁および頚部には、

[deco_bg image=”paper1″ width=””]・神経(迷走神経,横隔神経,交感神経節など)、

・肋骨・脊椎

・大血管(鎖骨下動静脈,総頚動脈など)

[/deco_bg]が位置する。
Pancoast腫瘍はこれらの構造物に浸潤性に発育する。

[colored_bg color=”gray” corner=”r”]Horner症候群[/colored_bg]

・頚胸部など上位の交感神経系が障害されることによって生じる一連の諸症状。

・1869年に眼科医JohannFriedrichHornerによって記載されたのが最初。

縮瞳,発汗消失,眼瞼下垂の3徴候のほか、顔面の血管拡張が起こることもある。

肺尖部では、腫瘍性病変による頚部交感神経節への浸潤や圧排が原因で同側のHorner症候群が起こる。

・肺尖部の鑑別としては、肺尖部胸壁や上部胸椎傍領域発生の骨軟部腫瘍神経原 性腫瘍以外に外傷や乳癌のリンパ節転移もHorner症候群や腕神経症状を呈するものとして頻度が高い。

[deco_bg image=”paper1″ width=””]参考)Pancoast症候群

・肋骨や胸椎など胸郭への腫瘍浸潤による疼痛、

・腕神経叢への浸潤による上肢の疼痛やしびれ,筋萎縮

Horner症候群

などを含む。

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