目次
くも膜下出血の治療
治療の目的は再出血を予防すること!!
治療を検討することが推奨される動脈瘤
- 70歳未満(患者の余命が10〜15年以上)
- 5-7mm以上。
- 5-7mm未満では、
症候性、後方循環かAcom,IC-PCなど、Dome/neck aspect比が大きい、不整形、ブレブありのときに治療対象となる。
症例 60 歳の女性。動眼神経麻痺。
2010年放射線科診断専門医試験モ問題12より引用。
右上小脳動脈分岐部動脈瘤。症候性の場合、治療対象となる。
開頭動脈瘤頸部クリッピング術
- 確実に遮断することができる。
- 開頭による侵襲性がある。
- 脳動脈攣縮が合併する前に行なうのが原則。原則として発症から72時間以内。
動脈瘤コイル塞栓術
- 血管造影手技による。
- 開頭より非侵襲的。
- 重症例や、高齢者などにも適応あり。
- Dome/neck >2、巨大動脈瘤に適応あり。
- 内頸動脈動脈瘤、前交通動脈動脈瘤、前大脳動脈末梢動脈瘤、椎骨脳底動脈系動脈瘤に適応があることが多い。
参考 症例60歳台女性 慢性の頭痛。脳血管撮影。
(2009年放射線科診断専門医試験問題12番より引用。)
・脳底動脈のトップに5mm以上の嚢状動脈瘤あり。サイズも大きく、クリッピング手技もしくは金属コイルによる塞栓術の治療対象。
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