前立腺炎(Prostatitis)

  • 前立腺炎は尿路感染からの波及、結石、尿路閉塞性疾患などが原因で生じる。
  • 前立腺炎でもPSAが上昇することがあるため、MRIで癌との鑑別が重要。

前立腺炎の画像所見

  • 主として前立腺の辺縁域に生じ、楔状の造影効果を示す。
  • MRIのT2強調像で、線状〜楔状の低信号域として描出される。(これは炎症は導管に沿って広がるため)

前立腺膿瘍(prostatic abscess)

  • 前立腺炎から膿瘍を形成することあり。
  • 糖尿病や悪性腫瘍に対する化学療法後など免疫低下状態にある患者、前立腺生検後、尿度カテーテル留置後などに発症する。
  • 症状は、急性尿閉、頻尿、発熱、血尿、肛門部不快感など。
  • 直腸指診で前立腺肥大と圧痛あり。

前立腺膿瘍の画像所見

  • 膿瘍は単房性または多房性。
  • 前立腺の辺縁域に発生することが多い。
  • CTでは辺縁の造影される低吸収域として描出される。
  • MRIではDWIで膿瘍部位は著明な高信号(拡散低下)として描出される。
症例 20 歳の男性。陰部痛を主訴に来院。

prostatic abscess2005年放射線科専門医試験問題49より引用。

前立腺内に、T2WIでは内部高信号、造影後T1WIでは辺縁部に強い造影効果が認められ、DWIでは内部に異常な高信号を呈しており前立腺膿瘍を疑う所見。
動画で学ぶ前立腺膿瘍

▶キー画像
prostate

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