肉芽腫
・異物や特定の病原体に対する特異的な慢性炎症。
・組織球またはそれに由来する類上皮細胞、多核巨細胞などの細胞が、結節状に集合したもの。
・感染性と非感染性に大別される。
[colored_box color=”green” corner=”r”]感染性肉芽腫症[/colored_box]
・肺結核症
・非結核性抗酸菌症
・クリプトコッカス症
・アスペルギルス症
・コクシジオイデス症
・アクチノマイコーシスなど
[colored_box color=”green” corner=”r”]非感染性肉芽腫症[/colored_box]
・サルコイドーシス
・過敏性肺臓炎
・多発血管炎性肉芽腫症
・アレルギー性肉芽腫性血管炎
・好酸球性肉芽腫症
・ベリリウム肺など
[colored_box color=”green” corner=”r”]画像所見[/colored_box]
・胸部単純X線や胸部CTで、びまん性陰影や多発結節影を呈することが多く非特異的である。
・HRCTで病変分布の特徴を把握することが重要。
▶CT所見:
・気管支血管束周囲の分布。
・広義間質に一致する分布。
・肺の既存構造と無関係なランダム分布。