低尿酸血症

・血清尿酸値2.0mg/dl以下と定義される。

・頻度は健康診断や外来で0.14~0.4%。入院患者では1~2.5%。

・2型ある。
1、尿酸排泄亢進型:腎臓における尿酸排泄が亢進。腎性低尿酸血症が代表。
2、尿酸産生低下型:尿酸産生量が減少している。キサンチン尿症が代表。

・無症状が多いが、腎性低尿酸血症では尿路結石(尿中尿酸排泄量の増加による)や運動後急性腎不全を併発しやすい。

※腎性低尿酸血症の患者(特に若年男性) が運動後に著しい背部痛,、悪心・嘔吐などの症状を呈し、急性腎不全を発症することが相次いで報告され注目されている。その発症メカニズムは明らかにされていないが、尿酸による抗活性酸素能の低下が病因ではないかと推測されている。

[deco_bg image=”marker-b” width=””]つまり、低尿酸→抗活性酸素能低下→血管攣縮→急性腎不全 と推測される。[/deco_bg]

画像所見

・腎不全に伴い造影剤の取り込み遅延を認め、24時間以降に造影される、運動後急性腎不全に特徴的な楔形の造影剤残存所見が認められる。DSC_2687

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