サイトメガロウイルス腸炎とは
- サイトメガロウイルスによる腸炎で、潰瘍性大腸炎や虚血性大腸炎などに合併することがある。
- 宿主の免疫低下による慢性感染や潜伏感染していたサイトメガロウイルスの再活性化が原因となる。
- 免疫低下の原因は免疫低下疾患、免疫抑制剤、術後、抗癌剤治療、透析など。
- 潜伏期間は1−2日間。
- 症状は下痢、下血、腹痛、体重減少など。
- 病態は血管内皮細胞でサイトメガロウイルスが活性化・増殖することにより、血管内腔が狭小化し虚血性変化を起こすことによる。
- 診断は組織診断、血液診断(PCR検査、白血球中抗原)
- 合併症は腸管穿孔、出血
サイトメガロウイルス腸炎の画像所見
- 消化管どこにでも起こりうるが小腸〜右側結腸に多い。
- CTではまとまった報告はない。
- 内視鏡では打ち抜き様潰瘍、多彩な潰瘍(輪状、縦走、帯状)、回盲弁上潰瘍。
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