肝の嚢胞性疾患の鑑別診断についてまとめました。
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肝の嚢胞性疾患の鑑別
先天性(原発性)肝嚢胞
- 単純性肝嚢胞
- 多発性肝嚢胞(polycystic disease)
- 前腸性肝嚢胞
- von Meyenburg complex
- peribiliary cyst
- Caroli病
続発性嚢胞
- 寄生虫(包虫症、肝蛭、肝吸虫)
- 外傷性・医原性:胆道損傷によるbiloma、血管損傷による仮性動脈瘤
- 血腫 ・炎症性:肝膿瘍、膵仮性嚢胞、biloma ・腫瘍:未分化肉腫、嚢胞腺腫および腺癌、転移性肝腫瘍(壊死による嚢胞性変化および嚢胞性腫瘤の転移)、肝細胞癌、血管腫、腫瘍破裂による血腫
嚢胞性となりやすい転移
- 扁平上皮癌:肺癌
- 食道癌
- 平滑筋肉腫腫
- 卵巣の嚢胞腺癌
肝の多房性嚢胞性腫瘤の鑑別診断
- 肝膿瘍
- 転移
- エキノコックス
- complicated cyst
- 嚢胞腺腫・腺癌