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下オリーブ核仮性肥大

・脳血管障害主病変と関連する神経路および遠隔部位にさまざまな2次変性が起こる。陳旧性梗塞では主病巣は吸収され不明瞭なことがあり、2次変性が診断の決め手になることがある。下オリーブ核仮性肥大はその1つ。

・小脳歯状核→上小脳脚→中脳で交叉→対側赤核→対側橋背側中心被蓋路→対側下オリーブ核に至る遠心性神経路(GuiIIain-MoIIaretの3角)の経シナプス的変性である。

小脳歯状核病変では対側の下オリーブ核に,橋背側中心被蓋路の病変では同側に変性が起こる。

・臨床的には口蓋帆に不随意運動(ミオクローヌス)が認められる。1 ~数か月で下オリーブ核にT2強調像で高信号を来し,その後やや遅れて肥大が認められる。

参考)脳血管障害に伴う遠隔部の二次変性

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左オリーブ核仮性肥大の原因となる障害部位はどれか。2 つ選べ。
a 脳幹左側
b 右視床
c 左被殻
d 右小脳
e 橋被蓋

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解答 a,d

※対側の小脳歯状核もしくは、同側の橋背側中心被蓋路を選べばよい。

症例 77 歳の女性。小脳出血後 1 ヶ月の MRI。

Guillain-Mollaret triangle2005年放射線科診断専門医試験問題10より引用。

小脳右半球にhemosiderin rimとを疑うT2WI低信号の縁あり。同部位に小脳出血があったと思われる。下方のスライスで、左延髄左縁に円形のT2WI高信号域あり。下オリーブ核の変性を疑う所見。

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