ACTH非依存性大結節性副腎過形成(AIMAH)

  • 両側副腎の多結節状の腫大によりACTH非依存性に副腎皮質機能亢進を来す病態。特殊型Cushing症候群
  • 副腎の脚厚は3cmまで至る。径1〜3cm程度までの結節病変が見られる。
  • 副腎に対する何らかの内分泌的な慢性刺激を背景に、副腎がACTH非依存性の分泌能を獲得する。なので、ACTHは低下する。
  • 高齢男性に多い。性差なしとも。
  • 個々の結節は腺腫と同様に脂肪を含有しCTで低吸収MRI in-out of phaseにて信号低下あり。
  • 下垂体腺腫に伴うCushing症候群や異所性ACTH産生腫瘍を除外する必要がある。
  • 両側副腎摘出が選択されることが多い。
症例 50 歳代の男性。検診の腹部超音波検査で副腎に異常を指摘。

AIMAH2012年放射線科診断専門医試験問題50より引用。

両側副腎に低吸収を呈する多結節状の腫大あり。

AIMAHを疑う所見です。

症例 68 歳の女性。高度の肥満,下肢に皮下出血あり。精査目的で来院。
身長 150 cm,体重 65 kg,血圧 185/110 mmHg。満月様顔貌あり,腹部に赤紫色皮膚線条,下肢に皮下出血斑あり。

AIMAH

2006年放射線科診断専門医試験問題58より引用。

両側の副腎に多結節状の腫大あり、シンチで両側性のRI集積あり。

症状の肥満、 高血圧、皮膚線条などはCushing症候群を疑う臨床所見。

画像と合わせてAIMAが疑われる。

参考文献)知っておきたい泌尿器のCT・MRI



スポンサーリンク



関連記事はこちら