こんにちは。
管理人のごろ〜にゃ@です。
腹部、頭部に続き、第3弾は胸部です。
今回は、
胸部CT(一部胸部レントゲン)の画像を読む上で
知っておくべき50症例
を集めました。
全50症例の参加型画像診断講座を以下の(鬼ノック並の)スケジュールで開催します。
症例1−6はお試しでご参加いただけます。症例7以降は申し込みが必要となります。
※の印のある日にちで、そこまでの症例の解答ページ及びパスワードを10症例ごとにpdfにまとめて送付します。
今回は土曜日及び祝日も症例を送付するため、リンクは一律3日で切れず、上のように傾斜を持たせます。
この講座に参加していただくことで得られること
この講座を受講することで、主に胸部画像を見たときに生じる
「このレントゲンで見られる肺結節の正体は?」
「この肺結節はフォローしたほうがいいのだろうか?その根拠は?」
「この肺結節は肺癌ぽい?」
「専門科にコンサルトした方がいいのか?」
「これってリンパ節腫大?」
「これって縦隔気腫では?」
「縦隔に何かあるけどどうしよう・・・」
「縦隔の血管がいつもと違うような気がするけど・・・」
などなどの疑問や不安をかなり解消することができるようになります。
※今回は救急疾患は扱いません。救急疾患はこの講座の後で扱います。
肺炎や心不全などの救急疾患は扱いませんが、救急外来含め日常臨床でしばしば見られるようなものは扱います。
※また基本的に胸部CT講座となりますので、胸部レントゲンを深く学びたいという方はこの講座は受講しないでください。
管理人は検診以外では基本的にレントゲン読影に携わっておらず、ぶっちゃけ胸部レントゲンが苦手です(^_^;)
受講していただきたい方
受講していただくことで、勉強になるだろうと想定しているのは、
- 研修医
- 非放射線科医
- 放射線技師
- 医学生
- 胸部CT画像を見る機会が多い方
などです。
放射線科医にとっては常識であっても、そうでない方には全く常識ではないことはたくさんあります。
「見たことがある」
「知っている」
だけで、余計な心配をしなくて済むことはしばしばあります。
そういった症例を中心に今回シェアしたいと考えています。
毎日の流れ
過去の有料講座や腹部TIPS画像診断講座(無料)にご参加の方はご存じの通りです。
STEP1 朝6時にその日の症例がメールで届きます。
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STEP2 メールに記載のあるURLを開くと、スクロールできる画像を見ることができます。
※URLのリンクは通常3日で切れますが、今回は金曜・祝日は5日、土曜は4日に設定しています。
※タブレットやスマホに対応していますが、必ずご自身のデバイスで作動するかを試してください。
→サンプル症例(腹部の画像を掲載しています。)
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STEP3 回答提出フォームから自分なりの回答を提出します。
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STEP4 解答ページのURLとパスワードの記載のあるメールが返信されます。
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STEP5 動画解説付きの解説ページを確認します。
※すべての症例に動画解説が付いている点は腹部TIPSとは異なる点です。
※動画解説は全50症例で合計5時間半程度あります。
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STEP6 質問や気づきなどがあればコメント欄に記載します。
※気づき次第管理人が返信します。
本講座で学べること
本講座で学べることの一部を抜粋してみました。
- 両下葉背側に認めるすりガラス影の正体は?
- 胸部レントゲンであたかも結節のように見える偽病変にはどのようなものがある?
- 気管の周辺に認めることがある嚢胞の正体は?
- 食道の周辺に認めることがある嚢胞の正体は?
- 右下葉内側にあたかも間質性肺炎のように見える変化は?
- 男性なのに○○が目立つ場合に考えるべきことは?
- 胸部レントゲンで右下肺野内側に肺炎があるかのようにみえる変異とは?
- 縦隔リンパ節腫大と誤診しがちな低吸収域の正体は?
- 大動脈解離と誤診されがちな大動脈○○に起こるものは?
- 胸部CTで肋骨に腫瘤があるように見える場合、MRP画像を作ると一目瞭然なものは?
- 肋骨にすりガラス様の骨変化を来す疾患は?
- 心臓に脂肪変性を認めた場合に鑑別に挙げるべきは?
- 肝静脈に脂肪濃度を認めた場合に考えるべきは?
- 軟部腫瘍として手術が施行されることは避けたい疾患とは?
- 心外膜に石灰化を認めた場合に考えるべきは?
- 胸膜の肥厚・石灰化を認めた場合に考えるべき疾患とその鑑別点は?
- 肺腫瘍と紛らわしいとある病態とは?
- 上葉に巨大な腫瘤性病変を作ることがある疾患とその特徴は?
- 広義リンパ路病変とは?CT画像で見るべきポイントは?
- Galaxy signとは?
- 胸部レントゲンで右第2弓や左第4弓が途中から追えないときに考えるべきは?
- 胸膜に沿った脂肪を見た場合に知っておくべきことは?
- 肺腫瘍と紛らわしいが、これは良性だろうといえる所見は?
- 連続性に着目することで、肺腫瘍と鑑別できる疾患は?
- 胸部レントゲンにおけるAP-windowとは?異常な場合に考えるべきは?
- 胸部レントゲンにおける奇静脈弓とは?異常な場合に考えるべきは?
- 前縦隔腫瘤を見たときにまず何に着目する?
- 前縦隔嚢胞の好発部位と鑑別は?
- 前縦隔腫瘤でこの所見があればこれだろうと言えるものは?
- 後縦隔腫瘍で頻度が多いのはどんな疾患?どこに着目する?
- 肺気腫の種類と画像の特徴・喫煙との関連は?
- ブラと肺気腫の違い・関係は?
- 知っておくべき大血管の正常変異とは?
- 副葉間裂とは?代表的なものとその頻度は?
- すりガラス影(GGO)とは?フォローはどうする?
- mixed GGOとは?フォローはどうする?
- 軽微なすりガラス影(GGO)が肺癌になることはある?
- 悪性が疑わしい肺結節とは?
- 鎖骨上窩リンパ節・縦隔リンパ節どこを見ればいい?
- 内部に低吸収域をリンパ節を見たときに考えるべきは?
- 一見肺炎などと誤診しやすい肺癌とは?
- 肺門部や縦隔にリンパ節腫大を認めた場合に考えるべき疾患は?
などなど、これらのことを50症例で体験し、学ぶことができます。
実際の症例をご自身でスクロールして診断していただき、その後文字解説及び動画解説で習得していただきます。
※すべての症例に動画解説をつけています。
ESPRESSO 胸部画像診断(TIPS) Q&A
- 1日どれくらい時間を使いますか?
- スケジュールにあるように
- 基本的に1日1症例
のペースで進めていきます。
どれくらい時間がかかるかはその方のレベルなどにもよって異なりますが、
画像を見て読影する
→所見および診断を記載して提出する。
→解説ページを読む、各症例の動画解説を見る(動画は1症例3-5分前後です)
→質問などがあれば記載する。というステップを踏みますので、1日10〜15分程度は少なくとも必要です。
ただし今回は救急画像診断ではないので、ボリュームは少なめで割とサクサク消化できるかと思います。
- 忙しくてその日の症例ができない場合はどうなりますか?
- 毎朝メールで送られてくる症例(問題)のURLのリンクは3日間で切れるように設定してあります。つまり、3日以内であれば、まとめて取り組むなどは可能です。(ただし、上のスケジュールのようにリンク切れが4日、5日の日もあります。)
回答(所見、診断)を提出しないと、解答ページは見られませんので、3日を超えるとその日の症例およびその解説は見られないということになります。(解答ページのリンクは切れません。また、症例のURLリストは10症例ごとにお渡ししますのでそのときに見る事は可能です。)
なぜ問題のリンクが切れるようにしているかは、無理にでも時間を作って取り組んでいただき、50日間の習慣としていただきたいからです。
「今日は乗り気じゃないからいいや」
「明日でいいや」
「今度でいいや」
「時間があるときでいいや」と先延ばしにして、結局取り組んで貰えないことを避ける意図があります。
ESPRESSO画像診断シリーズは、実際に画像をスクロールしていただき、読影していただき、所見を提出していただくという「参加型」であることが、他の教科書やDVD教材との最大の違いです。
逆に言えば、3日の期限で1日5-10分も参加できそうにないという方には、この講座はコスパが悪いので参加しないでください。
- 読影環境は臨床の現場と同じですか?
- 同じではありません。DICOMのデータをjpeg化したものを使っています。
ですので、ウィンドウ処理を行うことができず、ウィンドウ値(
Window Level: WL)やウィンドウ幅(Window Width: WW)を変更したり、CT値を測定したり、MPR(cor、sag)の再構成などは一切できません。 診断にウィンドウ処理が必要な症例については、処理を行った画像もつけています。
サンプル症例でご確認ください。
これと同じ環境で画像を提供します。
- スマホやタブレットのみで参加できますか?
- できます。2019年10月からスマホ・タブレット対応を実現しました。
ですので、これまでのように「よしやるぞ!」とPCの前に気合いを入れて座らなくても、
・通勤時間
・昼休み
・医局で少し時間があるとき
・外来で患者が途絶えたとき
・当直の合間
・半身浴してるとき
・レジで並んでいるとき
・ジムでウォーキングしてるとき
・テレビのCM中
・カップ麺にお湯を入れて待っているとき
・トイレで座っているとき
・ポケモンGOでレイドバトル始まるの待っているとき
・上司のありがたい(退屈な)話が始まったときなど、ちょっとした隙間時間を有効に使っていただき取り組んでいただくことが可能になりました。
ただし、一部対応していない端末や環境もあるかもしれませんので、参加される場合は、必ずご自身が使われる端末で、サンプル症例をご確認ください。
※Internet Explorerの一部でうまく開かないという報告を受けています。必ず事前にご自身の環境でご確認ください。
- 他の参加者のコメントを見ることはできますか?
- できます。
他の参加者のコメントおよび管理人とのやりとりは閲覧することができますので、他の方がその症例で何を感じたか、何を得たか、何を疑問に思ったのかなどをチェックすることができます。
- 症例や解説・動画は永久に見られますか?
- できるだけ見られるようにしたいとは思いますが、何らかのトラブルなどで見られなくなる可能性もありますので、参加から3ヶ月は少なくとも見られるように保証します。参加から3ヶ月以内の途中で何らかのサーバートラブルなどで見られなくなった場合は、全額返金します。
- 支払い方法にはどのようなものがありますか?
- stores.jpというネットショップを使って販売させていただきます。
クレジットカード
paypal
楽天ペイ
コンビニ決済
が可能です。その他、銀行振り込みも可能ですがその場合はこちらからお願いします。
- 返金保証はありますか?
- あります。
前回から返金保証をつけることにしました。8割以上の症例を期限内に回答いただき、なおかつ
「全然勉強にならなかった。」
「時間の無駄だった。」と感じた方には、全額返金します。
TIPS症例も救急症例も、作っている管理人にとっては、渾身のコンテンツです。それが時間の無駄だったと感じられたならば力及ばずということで、返金させていただきます。※ちなみに前回の頭部TIPS画像診断では、返金請求はゼロでした(2020年3月現在)。
ESPRESSO 胸部画像診断(TIPS) 過去の参加者の声は?
今回この講座は初開催ですが、作成にあたり少数のモニターの方に参加いただき、アンケートを取りました。
ご職業:診療放射線技師(20年目)
ペンネーム:kenkenさん
胸部TIPSでは、本編より症例数が多く、救急以外の重要な胸部領域の疾患を多数提示して頂きました。なので、救急画像診断(胸部編)と胸部TIPSのセットで幅広く胸部画像を勉強できるコンテンツになっていると感じました。
※注釈:本編とはこの後開催予定の胸部救急画像診断のことです。
ご職業:放射線技師 20年目
ペンネーム:HNさん
いつもながらTIPSは『これが正常の○○だ』と言えたらかっこいい、並びに知らないと聞かれたときに正常と答えられないけど深く考えたことのないものが多かったです。ほかの部位もそうでしたがもっと早く見ることができていれば(放射線技師でいえば3年目過ぎたくらい以降かな)効率よく成長できたのではないかと思います。おすすめです。
ご職業:放射線技師(8年目)
ペンネーム:ジジさん
胸部TIPSでは、TIPSとは思えないほど知らないことだらけでした。正常変異だけでなく陰影を見たときのフォローの考え方など、胸部読影に必須な症例ばかりです。本症例と合わせて学習することで、一回りも二回りも深い読影ができるのではないでしょうか。
ご職業:放射線技師20年目
ペンネーム:いあさん
今回も非常に勉強になりました。腹部、頭部と続いてさしてもらって、役に立つ知識が多くてパンクしそうですが…?胸部レントゲン、胸部CTでの解剖が、曖昧で苦手なのが、再確認できました。苦手な事は後回しにしてきたので、今復習しています。本番の胸部も楽しみにしています。よろしくお願い申し上げます。
ご職業:診療放射線技師(6年目)
ペンネーム:ポンコツさん
胸部の画像診断は画像だけで決着がつかないことが多く、そうした理由で肺の画像診断から逃げ続けてきた身としては正常変異や肺結節の取り扱い、リンパ節の見方など広く扱っていただきとても勉強になりました。今後はTIPSと臨床現場や自分の持つ参考書などとのすり合わせを行いより知識を深めていければと思います。ありがとうございました。
ESPRESSO 胸部画像診断(TIPS) 参加費は?
ESPRESSO 胸部画像診断(TIPS)の参加費は、今回は
24,800円(税込み)
です。
※次回開催時は値上げ予定です。
参加いただいた方には、最後に「ああ、参加して良かった!」と思っていただきたいと考えています。
画像診断を学ぶにあたり、現時点でオンラインで実現可能な最高の環境を作ったと自負しています。
- 画像をスクロールして見られる
- スマホやタブレットにも対応している
- 毎朝症例メールが届く
- 締め切りがある
- 動画解説がある
- 症例についてのやりとりができる・見られる
ここまで効率的に画像診断を体験し、学習できる環境は日本中いや、世界にも他にないのではないでしょうか?(あったら教えてください。)
しかし、どれだけ環境を作っても、コンテンツを用意しても、あなたの画像診断力を上げるためにもう一つ絶対に必要なことがあります。
それは、参加していただく。ということです。
買ったはいいけど、読んでないや。という書籍が周りにあるかもしれません(私もインテリアの一部になっている書籍がたくさんあります(^_^;))。
それと同じになって欲しくないということです。
購入したけど、結局あまりやらなかったということほど悲しいものはありません。
「なんであなたそんなに画像読めるの?」
「どこで研修したの?」
「何で勉強したの?」
と、周りから不思議がられる画像を読める医療人を作るのが、いらんことしいの私の最大の目的であり、楽しみでもあります。
ですので、50症例完走してやる!という方かつ、参加費に納得いただいた方のみご参加ください。
また上でも記載したように今回は救急疾患は扱いませんのでご注意ください。
※胸部救急画像診断講座は、この講座の後に開催を予定しています。
参加したものの「思ったものと違っていた」ということを極力避けるために、お試しとして提供している症例の一部(症例1−6)でどのような教材なのかを体験した上でお申し込みください。
また、参加前には上のQ&Aはしっかり読んでください。
その上でご参加いただける方、お待ちしています!
※次回この講座の開催は2021年以降になります。
ご職業:研修医2年目
ペンネーム:まなてぃさん
胸部の読影は救急では肺炎についてを読影することが多く、まだ慣れているのですが、癌の読影は慣れておらず勉強になりました。また結節影を偶発的に見つけた場合にどうすべきかもわかっておらず、勉強になりました。