医師の資産形成、資産運用はどうすればいい?おすすめは?

医師は一般的に他の職業よりも収入が高い割に、資産形成や運用について勉強している人は少ないのが現状です。

これは、日本がファイナンスについて教えてくれないのが一番の原因だと思われます。
投資といえば、リスクがまず頭に思い浮かび、労働して稼いだお金はできるだけ貯金として持っておこうと言う人が大半です。

進む円高、超低金利の時代に日本円のみで資産を保有することは好ましくないのは考えれば分かることだと思います。

そこでここでは、医師の資産形成についてまとめていきます。

 

assetformation

この記事の目次

お金といかに付き合うか

お金と付き合うには大きく4つのカテゴリーに分けて考える必要があります。

  1. 稼ぐ
  2. 使う
  3. 増やす
  4. 守る

の4つです。

医師であれば、常勤先の他に、アルバイトをしていけば、どれだけ稼ぎたいかなどには個人差がありますが、一般的には①の稼ぐということはまずクリアできます。

また、②の使うと言うことに関しても、中には、常勤先の給料もバイト代もほとんど貯金して、節約生活している医師もいますが、多くの医師は過度の贅沢はしないまでもクリアしています。

稼いだお金を使うか使わないかは個人の自由ですが、収入の何パーセントかは、自己投資(書籍、セミナー、学会など)や経験(高級ホテルに泊まる、高級レストランで食事をする、海外旅行にいくなど)にお金を使うというのは大事な考えであり、人生を豊かにするとされるのが一般的です。

このように①②については、多くの医師はクリアしているのですが、問題は、③の増やす、④の守るという点です。

④の守るというのは、いくら収入が高くても手元に残らなければ意味がありません。

第一に税金の問題です。
特に医師は給与所得が多いので、所得税が多くなりがちです。
所得税の節税が大切になってきます。

関連記事)医師の税金対策(節税対策)はどうすればいい?ポイントはこれ!

またその他では、相続の問題が挙げられます。
不動産などで5億資産を持っている親が亡くなり、その資産を全額引き継いだとすると2億、3億といった相続税を現金で用意しなければなりません。
そういった場面に的確に対応できる知識が必要だということです。

ここでは、③の増やすに焦点を当てて見ていきましょう。

稼いだお金を増やすには?

asset

  • 預金
  • 不動産
  • 保険
  • 証券

を利用します。
もちろん自分でビジネスを持っている人(ビジネスオーナー)はそれを加速させるために投資をするのもありです。

しかし、多くの日本人は多くを預金として持っているだけです。

ご存知のように日本にはペイオフという制度があり、預けている銀行が潰れても1000万円までは国が保証してくれますので、貯金がたくさんある人は、銀行毎に上限を1000万円として、複数の銀行に預けます。
保証されている、減るリスクがないというのが最大のメリットです。

では、資産を預金で持つデメリットは何でしょうか?

それはこの超低金利の時代では、銀行に預けていても資産は増えないということです。
それでもいいと言う人は、減らないメリットが増えないデメリットよりも大事だと考える人もいますので、それならばそれでいいでしょう。
資産をどのように分配するのかは全く持って個人の自由です。shisan1

ここでは、資産を預金で持つと同時に、他のものにもいくらかは分配していくことをオススメします。

shisan2

不動産

  • メリット:安定した不労所得になる。将来キャピタルゲイン(値上がりして売れる)を得られる可能性がある。借金で購入できる=レバレッジを利かせることができる。
  • デメリット:空室リスク、災害リスク。

医師の方だけに節税・資産形成書籍限定プレゼント

保険・証券(株・外貨など)

  • メリット:増える可能性がある。退職金代わりになる。
  • デメリット:毎月お金がかかる。減るリスクもある。

というのが簡単なメリット、デメリットです。

リスクが高いものはリターンも高いのが一般的です。

たとえば、FXへの投資はアップダウンが激しいので、基本的にリターンは大きいですがリスクも大きい傾向です。
ですので、リスクが怖い場合は、リスクが高い商品の割合を少なくすればいいということになります。

  • 預金:ローリスクだけどローリターン
  • FX:ハイリスクだけどハイリターン

ということができます。

最新情報(2017年8月追記)

個人的に色々模索した結果、現在この記事を書いた私が行なっている投資は

  • 株式投資(塩漬け)
  • ビットコイン

の3つです。

株式投資

株式投資は有料情報を購入して行いました。

が、このアベノミクスにも関わらず、ほぼ半値になって塩漬け状態です。

つまり個人的には全然ダメです。

周りにはうまく行っている先生もいます。

 

ビットコイン

数年前まで怪しさしかなかったビットコインですが、その時に購入しておけば、今頃何十倍にもなっていました・・・。

今でもまだ怪しいと思っている人は多く、2017年8月にはビットコイン分裂騒動もありました。

bitcoin chart

しかし、分裂騒動も問題なくクリアし、価格の変動は上の通りです。

8月12日現在1ビットコインの価値は40万円程度です。

1月には10万円程度でしたので、あっという間に4倍です。

もちろん今後どうなるかはわかりませんが、ポートフォリオの一つとしてビットコインを持ってみるのも良いのではないでしょうか。

bitcoin

私もかなりの後発組で最近ビットフライヤーで口座を作り、200万円ほど投資しました。

1ヶ月も経たないうちに含み益が出てきています。

 

少し前まで、医師の資産形成といえば、株や不動産くらいしかありませんでした。

ところが今では、マザーズの合計時価総額4兆円に対して、ビットコインだけで70兆円になり、日本の全ベンチャー企業よりもデジタル通貨一つの方が大きくなってしまったのです。

投資ですので何であれリスクは伴いますが、銀行においている資産の一部をいろいろ分散させておいておくことを考えてもいいのかもしれません。

 

関連記事はこちら