脊髄病変へのアプローチ
[colored_bg color=”light‐blue” corner=”r”]1st:臨床経過に着目[/colored_bg]
・超急性発症→血管障害
・急性〜亜急性→脱髄・炎症性疾患
・慢性→腫瘍性病変
[colored_bg color=”light‐blue” corner=”r”]2nd:分布に着目(横断面の全体に広がっている場合は困難)[/colored_bg]
・後索(特に楔状束)→亜急性連合性脊髄変性症
・前角〜前根→Guillain-Barre症候群
・神経叢の腫大→慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIPD)
[colored_bg color=”light‐blue” corner=”r”]3rd:臨床情報に着目(血液検査所見や他臓器の画像診断)[/colored_bg]
(例)
・サルコイドーシス→肺門リンパ節腫大、髄液中のACE高値
・傍腫瘍性神経症候群→悪性疾患の存在、各種自己抗体陽性
・水痘・帯状疱疹ウイルス脊髄炎→先行する帯状疱疹や髄液中のウイルス抗体上昇