組織荷重係数
・2007 年の ICRP 勧告発表後、組織荷重係数が正式な用語となっている。ICRP が発表している。
・実効線量(Sv)=Σ(組織荷重係数)×等価線量(Sv)
・組織荷重係数の総和=1
・全身に一様に等価線量で被曝した場合には、実効線量=等価線量となる。
・致死がん発生率+重篤な遺伝的発生確率などを考慮した重み付け。
- 赤色骨髄、結腸、胃、肺、乳房、残りの組織 0.12
- 生殖腺 0.08
- 膀胱、食道、肝臓、甲状腺 0.04
- 脳、唾液腺、骨表面、皮膚 0.01
※組織荷重係数は0.01が最小。
放射線荷重係数
浴びた放射線(吸収線量(Gy))から放射線の影響を受ける(等価線量(Sv))わけではない。浴びた放射線の種類によってその度合いが異なる。それが放射線荷重係数。
つまり等価線量(Sv)=Σ(放射線荷重係数)×吸収線量(Gy)となる。
- 電子線 1
- 陽子線 2
- ガンマ線 1
- アルファ線 20
- 中性子線 20MeV 超 6.8以下
※つまり、電子線や、ガンマ線ならば吸収線量=等価線量となる。