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医師の当直バイトでの必須手技
[illust_bubble subhead=”当直バイトをしてみたいけど” align=”left” color=”red” badge=”kensho” illst=”nayami-w1-l”]どのような知識や手技が必要ですか?[/illust_bubble]
ここではそんな疑問にお答えします。
ただし、当直といってもピンキリであり、
ほとんど呼ばれることのない所謂寝当直と呼ばれるものから、
逆に一晩中ほとんど寝られない救急当直までさまざまです。
また、施設によって、
DNR(急変時に挿管などを行なわない)が一般的な療養型の病院もあれば、
「昇圧剤はもちろん、気管挿管も心臓マッサージも全てして欲しい」
という希望の多い患者が入院している施設もあります。
ここでは、あくまで最低限として、
ほとんど呼ばれない「いわゆる寝当直」について取り上げたいと思います。
つまり、もちろん救急指定はなく、
外来は基本的に取り扱っておらず、
療養型の病院での当直での話です。
寝当直で必要な知識と手技
[deco_bg image=”chalkboard” width=””]・薬剤に関する基本的な知識
・一般的な身体診察
・死亡確認・死亡診断書を書けること[/deco_bg]
この3点ができれば、ほぼ大丈夫です。
薬剤については病院によって扱うものが大きく異なりますので、
聞いたことがない薬品名を言われることもありますが、
それはその都度看護師さんに聞いたり、自分で調べれば済むことです。
一般的な身体診察とは、聴診、視診、触診ができれば十分です。
死亡確認・死亡診断書については、
当直をする上では、絶対に必須事項です。
施設によっては、DNRがきちんととれており、
患者さんが亡くなれば初めて呼ばれるというところもあります。
療養施設の場合、基本的にDNRがとれているのですが、
入院したばかりで、家族の返事待ちという状態ということも可能性としてはあります。
滅多にあることではありませんが、
その場合、当直した日に急変ということもあるわけで、
その際には一通りの気管挿管も心臓マッサージもできる必要があります。
救命処置やACLSというのは、
何科の医師であっても一医師としてできて欲しいところではありますが。
実際には、療養型の病院ではこのような場面に遭遇することはほぼありません。
[illust_bubble subhead=”当直バイト先を探すときに、” align=”right” color=”blue” badge=”check” illst=”check-m2-l”]どういったことが望まれているのか、どういった手技が必要なのか施設によって異なりますので、あらかじめ確認しておいた方がよいでしょう。[/illust_bubble]