医師はバイト代を浪費せずNISAへ

医師は、当直や外勤のバイトで収入を増やしやすい職業です。ところが、収入が増えるほど生活も派手になり、気づけば貯金がほとんど残っていない、という話もよく聞きます。このページでは、バイト代を浪費せずに、新NISAなどの投資に回して資産に変える仕組みを紹介します。

結論:バイト代は「入った瞬間に投資へ回す」仕組みにする

バイト代を残すコツは、意志の強さではなく仕組みです。バイト代の振込先を生活費とは別の口座にして、そこから毎月決まった額を新NISAで自動的に積み立てるように設定してしまえば、使ってしまう余地がなくなります。

なぜ医師はバイト代を投資に回すべきなのか

1. バイト代は「なかったもの」と考えやすい

常勤の給料で生活が回っているなら、バイト代はなくても困らないお金です。最初から投資用と決めておけば、生活レベルを上げずに資産を増やせます。

2. 収入が増えると支出も増えやすい

収入が上がると、車・家・外食などの出費も自然に増えていきます。医師は収入が高いぶん、この「生活のインフレ」が大きくなりがちです。増えた分を先に投資に回すことで、これを防げます。

3. 医師の時間には限りがある

バイトで稼げる額は、働ける時間と体力に比例します。年齢とともに当直はきつくなります。若いうちのバイト代を投資に回しておけば、将来はお金にも働いてもらえます。

新NISAの基本

新NISAは、投資で得た利益に税金がかからない国の制度です(通常は利益に約20%の税金がかかります)。

項目 つみたて投資枠 成長投資枠
年間に投資できる額 120万円 240万円
生涯で使える枠 合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
非課税で持てる期間 無期限
対象 長期の積立に向く投資信託 株式・投資信託など

つみたて投資枠と成長投資枠は併用でき、年間で最大360万円まで投資できます。売却した分の枠は、翌年以降に再び使えます。

バイト代を投資に回す5つのステップ

  1. 生活防衛資金を確保する:まずは生活費の半年〜1年分を、すぐに使える預金で持っておきます。
  2. 税金の分を取り分けておく:バイト代は確定申告で追加の税金が必要になることがあります。バイトの源泉徴収と手取りを読んで、納税の分は先に残しておきましょう。
  3. バイト代の振込口座を分ける:生活費の口座とは別にします。
  4. 新NISAで毎月の自動積立を設定する:まずはつみたて投資枠から。金額は「バイト代の◯割」など、無理のない額で決めます。
  5. あとは放っておく:値下がりしても慌てて売らず、長く続けることが大切です。

注意:投資には元本の保証がなく、値下がりすることもあります。このページは仕組みの考え方を紹介するもので、特定の金融商品を勧めるものではありません。商品選びや金額は、ご自身の状況に合わせて判断してください。

iDeCoも組み合わせるとさらに効果的

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金がまるごと所得から差し引かれるため、所得税・住民税の負担が減ります。所得が高い医師ほど節税の効果が大きいのが特徴です。ただし、原則60歳まで引き出せないので、新NISAとの使い分けが大切です。掛金の上限は、勤務先の企業年金の有無などで変わり、引き上げの制度改正も予定されています。最新の上限はiDeCo公式サイトで確認してください。

まとめ

医師はバイトで収入を増やしやすい一方、増えた分を使ってしまいやすい職業でもあります。バイト代は入った瞬間に投資へ。この仕組みを一度作っておけば、忙しくても資産は着実に育っていきます。資産形成の全体像は医師の資産形成・資産運用もどうぞ。